10月
2008

半病人日記

本日もお医者様通いであります。

今回は、コミュニケーションがとりづらいフランス先生ではなく、日本語のお上手な中国人の女医さん(はあと)
実は女医さん、大好きなのです(^^)/

「食事は大事なのよ、いい加減な時間にいい加減なものを食べてちゃだめよ」
といわれ、「はあい」と妙に甘えて返事をしてしまうワタクシ。

しかし、胃が疲れているらしく「これから数日、でんぷん質のものでエネルギー補給ね。食べたくなけりゃ食べなくてもいいわよ。お肉も野菜も食べなくていいよ。当然、油っこいものは食べちゃダメ。あ、珈琲もミルクも飲まないで、ただただ、パンとかお粥を食べて、お湯飲んで、薬を飲みなさい」と言い渡されました。
「あ、お酒なんてぜーったいダメよ」とも言っていました。
言われなくてもそもそも飲めません…

カフェオレとかミルクティーもダメなのかな…モノを食べたくなくて甘いミルクティー飲んで脳に糖分を送っていたのだが…とほほ。

それから、肩甲骨の裏ぐらいが非常に痛くて、いつもなら数日仕事をしなければ自然に治ってゆくのに、実はここ1ヵ月、全然よくならなかったので、一度お医者様に診てもらおうと物理療法士のところにもいきました。

イギリスで学んだというそのお兄ちゃんは、どこの筋肉が痛んでいるのかきちんと図を見せて説明してくれて、最後はいろいろ体操を教えてくれました。

ウィリアムと名乗る中国人療法士は「日本人だって言うからコミュニケーション上手くとれないんじゃないかと心配していたんだけど、君中国語上手だね」と言ってくれましたが、留学経験者なら分かると思うのですが「上手だね」って言われるうちは実は「ど下手くそ」なんですよね。

この間も、間違い電話をかけてきた若い兄ちゃんが「あんたはどこの人なんだ?」と聞くので「北京だよ」と答えたら「嘘つけ、そんな訛っている北京人はおらんぞ」と言われちゃったしね…とほほ。

まぁ、筋肉の細かい話はところどころ実は聞き取れていないのだけど、ある程度の単語を知っていれば、推測がつくので、ま良かった、良かった。

10月
2008

手帳の季節

そろそろ、新年に向けて出版社とかが手帳を発売し始めましたね。

可愛い手帳をもつ年頃はとうに過ぎているので、もっと機能的な手帳はないものかと思いいろいろ探していた矢先に、フランクリンプランナーという次世代手帳とかいうものに出くわし、昨年から使用しております。

http://www.franklincovey.co.jp/products/shopping/index.html

そうです、時間を管理するのではなく自分の行動を管理するための手帳です。
面白いですよ、単に自分の予定を入れるために手帳を使うのではなく、自分の価値観を明らかにして、その価値観に基づきミッションステートメントを確認して、実際の計画に落とし込むという手帳の使い方は。

それはまるで、「XXしなければならない」という受動的な価値観から「これをするためには、どうしなければならないか」というような能動的な価値観の転換がありました。

しかし、昨年使用していたものは、ごくシンプルなタイプだったので、もっと女性らしいデザインはないかと思って今回は花柄にしちゃいました!
でも、このタイプは英語版しかないのですよ。
従って祝日が異なるため、日本用の祝日シールを貼りつけました。
しかし、わたくしの場合、これとは別に中国の祝日も把握しないといけないんだよね。

自分の周りの弁護士さんを見るとクラッシックサイズと言われるようなもっと大きな手帳をもっている人も多いです。
男女問わず可愛いものはあまりもってらっしゃらないですね。
黒か茶色のシンプルなもの。

でも、わたくしはやはりどこかに女性っぽさが残っている方が好きなので、結局、こんな感じです。
何も書いてないじゃん、と突っ込まないでください。
書いてある部分はお見せできないので、まだ書いていない頁をわざわざ選んで撮ったんだい。
日本ではそろそろ手帳術とかいうタイトルの本や雑誌の企画が出て来るんだろうなぁ。
わたくしのスケジュール帳

10月
2008

人力資源管理

中国語で「人力資源管理」とは、即ち「ヒューマン・リソース・マネジメント」です。

何故か、このテーマに関してうちの雑誌に投稿しませんか?との広告メールが職場のメールボックスに舞い込んできました。
知り合いでもない人から送信された自分に関係ない分野の原稿募集広告なので、おそらく、ウェブ上でアドレスを拾ったのでしょうね。

「もし、あなたが企業又は大学の指導者なら、マネジメント方面において独自の見解がおありでしょう。もし、あなたがヒューマン・リソースのディレクター又はマネージャーなら、豊富な経験をお持ちのことと存じます。もし、あなたがマネジメントの専門家なら、斬新な研究をしておられるでしょう。これらの知見を是非、論文にまとめて我々と共有し、広く社会に知ってもらおうではありませんか」

おそらく、職場や学歴から当たりをつけているのでしょうが、高学歴者がマネジメントのエキスパートとは限りません。
日本語ではこのような勘違いメールをもらったことなどないので、ある意味中国と日本の社会構造の違いなのかなと思わなくもありません。

10月
2008

ダウンしてしまった。

一昨日、岡山から新大阪に出て、昨日の午後、関西空港から北京に戻りました。
仕事があることを知っていたので、昨日の夜、仕事をしました。

そしたら本日体調があまりよろしくなく、先ほど、医者から戻ってきました。
見た目ほど頑丈ではないので、移動したらちょい休まないと疲れちゃう体質で、移動が続いた時はなるべく休息を入れるようにしているのですが、昨晩無理したら、もう胃が悲鳴をあげちゃいました。
今回は日程が切迫していたので関空の不便な便のチケットをかろうじて入手したという事情もあり、移動距離と時間が長くなってしまった。

うぇぇ、胃液がこみ上げてくる感じ。
ご飯をろくに食べてないので、ふらふら~

海外保険でかかるので、外国人向けの外資系病院に行くことになるのですが、予約の際には受付嬢は日本人のお医者様の名前を言っていたはずなのに、行ってみたらフランス人でありまして、フランス語と英語しかできないって…おいおい

どないしようと思っていたら、看護師さんが英語を中国語に翻訳しますからとおっしゃってくれたので一安心。

と思っていたら、診察が回ってきたら、看護師さん見当たらないぞー
おーい、何処へ行ったんだぁ(;_;)

お医者様が「君、中国語はOKなのか?」と聞くので
「もちろん、大丈夫よ」と答えたら、ま、何とかなるさとのノリで2人で診察室へ。

フランス人のお医者様のゆったりした怪しい中国語と時々英語が混ざった説明を聞きながら、自分はひたすら中国語を話しました。

具合悪いときに、できない英語で話せるほど、わたくしにバイタリティはない…
あぁ、やはり英語は大切よね。
久しぶりに英語の大切さを実感しました。

さっさと薬を飲んで寝ますぅ。

10月
2008

ロールモデルの不在を嘆くなかれ

駅で何気なく「妹たちへ」日経WOMAN編、日経ビジネス人文庫を買いました。

ビジネス社会で、男性にはあるのに女性には圧倒的に少ないもの―それはああなりたいと思うお手本(ロールモデル)です。
そこで、1998年に日経WOMAN創刊10周年記念として、迷える20代、30代の働く女性たちへ、今を輝くプロフェッショナルな女性先輩が自身の経験を踏まえてヒントやアドバイスを提供するという企画が、「妹たちへ」というリレーエッセイとしてスタートしたそうです。
現在の執筆者は経済評論家の勝間和代さん。
その連載スタートから7年分27人のエッセイが単行本として出版されたのが2005年、そして2008年8月に文庫化されました。

この文庫本を見ても、やはり彼女らは少し雲の上の人ばかりで、普通にその辺を歩いていそうなお手本ではないのですよね…つくづく、隣のお姉ちゃんみたいなお手本はその辺を歩いてはいないものだと感じます。

わたくしがああなりたいと思うお手本として、ごく身近にいる男性なら数人挙げることができます。
でも、やはり歩いてきた道が異なるので、今からそのまま真似るわけにはいかないのですよね。

同様に、若い頃のわたくしのように金も学歴もない普通の女子が、わたくしの生きてきた過程を今からそのまま真似ても、30代後半で同じような結果を引き出せるかどうか疑問です。
反対に、わたくしの20年分の努力をたったの1、2年で成し遂げ、わたくしと同様の結果を引き出せる人も大勢いると思います。

そこで、自分はこの先どうしたものかと常々思っていたのですが、今月の日経WOMANを見たら、答えらしきものにぶつかりました。

「価値観が多様化している時代。ロールモデルはひとりに絞り込む必要はありません。周囲の人たちの『いいな』と思える部分を複合して自分だけのロールモデル像を作ってみて」(日経WOMAN2008年10月号29頁、キャリアナビゲーター前川タカオさん)

それもそうだね…
身近な手本がその辺を歩いていない以上、自分で理想のお姉さまを作り上げるしかないのですね。

一昔前のように、こうすればああなるというような未来予想図は、終身雇用制度が崩壊した現在、男性でも描くのが難しそうな気がします。

夕方、修士時代の指導教官AA先生に電話をしたら、こんなことをおっしゃっておられました。
「師弟関係のあった人のその後を見てみると、自分のコピーみたいな人は全くいないね。面白いことにそれぞれ自分とはまったく違った方向で伸びていったものだから、自分はきちんとした評価をしてあげられないねぇ、そんな能力ないもの」

人が何かを習得するとき当然物まねから入るわけだけど、結局模倣品は模倣品であるように、良質な模倣品も多々あるけれど、実質的に本物以上になれないわけで、ロールモデルの不在を嘆くことは根本的に単なるいいわけかもねという気がしなくもなくなってきました。

明日から、素敵なお兄様、おじ様、お姉さま、おば様の良いとこどりをした理想のお姉さま像を作り上げてみましょうか。

10月
2008

自分の知らない自分

ちょいと贅沢かなと思ったけど、前前から試してみたかったまつ毛エクステというのをつけてみました。
せっかく数千円(割引価格)を払うのだから、あまりナチュラル過ぎても面白くないと思って、くるりんとカールの利いたちょい長めのまつ毛に仕上げてくださいと言ってみたら、お人形さんのようにお目目がぱっちりになりました。

実はわたくしは自分の目が好きじゃない。
奥二重のせいで、まぶたが目にかぶさって、せっかくのまつ毛も長さが目立たないし、何より目がちっちゃくなるし…
しかし、施術してくださったお姉さんいわく「目の幅ありますよねー」
え?
目の幅があるってことは、目が大きいってこと?
わたくしは顔が大きいから、全然気付かなかったけど、実は目が大きかったの?
衝撃の一言でした。

多分、顔が大きくて、目にしても白目の割合の方が大きいので、自分では目の幅があるなんて全然思ってなかったけど、実は幅広だったなんて。

毎日見ている自分の顔なのに、あまりよく分かっていなかったのですね。

かなり、お目目ぱっちりになったのですが、旦那さんは気付いていません。
まぁ、男性なんてそんなものでしょう。
これでお化粧の工程を省くことができたこととの費用対効果はどの程度あるのかしらん。
顔で仕事をしているわけではないから、ほとんど無駄な投資か…
中国では事務系仕事の場合、すっぴんで職場にいても問題なし。
化粧している方が少数派でしょう。

先日、青島の観光施設でガイドをしているお姉さま方は、ものすごーく長いまつ毛でしたね。
何度もマスカラを塗り重ねているという感じでした。

やはりどの国でも業界によって化粧の濃さは違いますね。

9月
2008

北京空港第3ターミナル

いつもは大連などを経由するために第二ターミナル(旧館)しか利用しておりませんでしたが、無駄に広いと噂に聞いていた第三ターミナルにやっと行く機会ができました。

え、何で空港の中にこんなもんが…

北京空港の中その1

はぁ…ここにも。

北京空港の中その2

お茶屋さんもこんな感じ。

北京空港の中その3

国土が広いとでかいものを創りたくなるのでしょうか。

9月
2008

水着とパジャマ

先ほど、食事中に職場の人と海とか山とかの話をしていて、
「水着」というべきところを「パジャマ」と言ってしまいました。
あー恥ずかしい。

パジャマの方が言い易いのか、ボーっとしているとどうしても、
「パジャマ着て泳ぐ」と言ってしまう。
何とかして~

「泳衣」と「睡衣」は字も発音も全然違うのに、どうしてなんだろう?
水着も寝間着も下着もあまり変わらないから、そう思うのだろうか(わたくしだけ?)

9月
2008

宇宙に3つだけ持っていくもの

10年間宇宙に行くことになりました。

所持品は3つまでだとしたら、あなたは何を持って行きますか?

わたくしの回答は、
本、ノート、シャーペン。

自分が人生で何に重きをおいているかがよく分かる質問なのだそうです。
本当はパソコンにしようかと思ったけど、電気がないかもしれないので、原始的にノートとシャーペンにしてみました。

昔、子どものころ「究極の選択」という遊びがあったのですが、お友達同士でAとB、絶対にどちらかを選択しなくてはならない場合にどっちを選択するかと極端な例を挙げてその理由を聞きあいっこすることをしました。

ともだち:「事故にあって、両手を失うのと、両足を失うのと、どっちが辛い?」
わたくし:「両手」
ともだち:「何で?」
わたくし:「手がなかったら絵と字が書けないから」

ともだち:「病気で耳が聞こえなくなるのと、目が見えなくなると、どっちが辛い?」
わたくし:「耳が聞こえなくてもいいから、目だけは見えていてほしい」
ともだち:「何で?」
わたくし:「目が見えないと絵と字を書くのに不便だから」

どうも、子どもの頃から、書きたくて書きたくて仕方がなかったのですね…
でも、これだけ多くの人がブログやMIXIとかに書き込むのだから、ほとんどの人がそうなのでしょう。

あ、そうそう、「あなたにとって二番目に大事なものは何ですか」という質問も、その人の個性が出ますよ。
本心かどうかは定かではありませんが、多くの人が一番目と二番目に「配偶者」や「子ども」と言いますが、稀に二番目が「奥様」で一番目が「原稿」という人もいたりします。

ちなみに夫に上記の話をした上で聞いてみたら、一番目が「上さん(つまりわたくし)」で二番目に「原稿」だろうという返事が返ってきました。

理由は原稿なんて何度でもすぐ書けるから。上さんはいなくなったら、簡単に次がいるわけでもないのだそうな。

わたくしの答えは…内緒です。

9月
2008

私のようなXXXXには…

子どもの頃からの習慣もあると思うのですが、「私のようなXXXXには…云々」と書いてあったら、XXXXには皆さん何が入るのでしょうか。
わたくしの場合「大バカ者」でしょう。

「わたしって、ほんとバカよね」
と15年ほど前に某私立大学の講師だった男性(今はもしかして教授?4年前は確か助教授だったような気がする)に、言ったことがあります。

その人は、こう相槌をうちました。

「そういうこと言う人はものすごい自信家なんですよ。自分で自分のこと本当にバカって思っていたら言えないと思いますよ」

15年前のわたくしのセリフは「自嘲」であって、「謙遜」ではなかったのですが、氏はわたくしのことをすごい自信家だと勘違いしてくれました。

世の中にはバカとかアホとかたわけとか、いろいろ罵る言葉がありますが、自分を自嘲するとき、あるいは謙遜するときにどんな自称を用いるものなのでしょうか。

そういえば、関西と関東では「ばか」と「あほ」の意味(本当に罵っているのか、軽い冗談なのか)が違うと聞いたことがありますが、どうなのでしょう。

ばかにも「馬鹿」「バカ」「ばか」「莫迦」といろいろバリエーションがありますね。

音は同じですが書いてみると印象が全く違います。「馬鹿」といわれるとやっぱり蔑みを感じるし、「バカ」だと軽め、「ばか」だとちょい可愛い、「莫迦」に至っては何だか高尚な感じすらします。

ところで、わたくしは毎朝、日経ビジネスオンラインの好きな記事だけ適当に読み流します。

そこに連載中の降旗学さんの「デキルヤツの条件」というコラムが大好きなのですが(文章が長いし、天下の日経でふざけるなとかいうコメントもあるようですが、アクセス数は多い時で20万のページビューがあり、10万を下ることはないそうです)、そのコラムで彼は度々自分のことを「ぼんくら」と書いています。

ところで「ぼんくら」を先ほど辞書で引いたら「盆暗」という漢字でした。もともと博打用語で盆の上の勝負に暗い意味だそうです。わたくしの勝手な解釈によれば、「先が読めない、空気がよめない」ってことかしらね?
本当のぼんくらにはあんなに計算しつくしたコラムを書けるはずもなく、客観的に彼はぼんくらではないのですが。やはり、ご自身の自信の表れだと感じます。

わたくしのいう「私バカよね」は15年前は自嘲でしたが、最近はちょっと意味が変わってきたかも。
残念ながら「自信」に裏打ちされた「謙遜」ではありませんが、「しょうがないなぁ」と出来の悪い自分を多少許してあげて、生まれてきてしまった以上、精一杯生きないとねぇ、という自分へのエールといったところでしょうか。