11月
2010

国家大劇院の音楽庁

国家大劇院といえば、北京の天安門広場の西側に2007年9月に完成した国立劇場であります。
外観は卵形ドーム、でも実はわたくしは通常、地下鉄から劇場まで直結している地下道を歩くため、外からこの卵形をあまり拝見したことはない…
歌劇院(主にオペラの上演)、音楽庁(主にオーケストラの上演)、戲劇場(主に演劇、伝統音楽の上演)、小劇場(小規模の上演)などの施設があります。

今回は初めて音楽庁に行ってきました。
そもそも、こんなに録音技術の発達した現代で、人はなぜコンサートに行くのかといえば、オケと一体になった感動を味わいたい、そういうことじゃないですかね。
ワタクシの場合、音楽を聴きたいというよりも、自分があたかも弾いているような錯覚に陥りたいという変な目的のためです。

そういうわけですから、音響的に最高の席は空いていたとしても買いません。
じゃあ、どの席を買ったのかというと、音響的にはいかがなものかという場所になりますが、オケ側の席を取りました。
このホールは舞台を囲むように客席があります。しかし、後ろ側にはあまり席は配列していませんが…
席の配置図はここを参照:http://www.chncpa.org/n16/n1513/n1518490/index.html
舞台正面の反対側の席、つまりオケの一番後ろの打楽器奏者の真後ろです、いいかえると、指揮者の顔が真っ正面から見える場所です。
ある意味、奏者さんたちの方向から音楽を聴くことになります。
面白いですよ、この席。
でも、打楽器の音がかなり響くので、あくまで音重視の方には薦めませんが、わたくしのように打楽器大好き、指揮者の指示を観るのが好きな人には楽しいです。

わたくしは西洋のクラシックを聴いたわけではありません。
中国ですから当然、中国民族楽器オーケストラを楽しまないと。
ティンパニ―のような西洋打楽器もあれば、伝統的な太鼓や銅鑼もあったり、トライアングル持ってたかと思ったら、いつの間にか変な鈴や鐘に持ち替えていたり、舞台の最後尾でオケのおじさま方が動き回って打楽器を持ちかえているさまは楽しかった~
銅鑼なんて、いつも打つわけではないので、当然、何か別の打楽器と掛け持ちしているわけですが、担当者が銅鑼の傍へ寄ってくると、あ、もうそろそろぐわわわわぁんってくるんだなぁ、と期待して待ち構えてしまう(^^;

そして、指揮者の顔見ながら「やぁ、ほんといろいろ呟きながら指揮してるんだねぇ」と思いました。
「あ、指示がくるくる」と思って眺めてしまいました。
多分、わたくしは根本的に太鼓の音が好きなんですよね。
そして、そのリズムをきっちり打つ奏者さん、とってもカッコイイですよね。
おじさんの薄い頭と背中を熱く見つめてしまいました。
そのせいかどうか知りませんが、振り向いたおじさんと二度も目があっちゃった(視線ってやはり感じるものかもしれませんね…)
でも、考えてみたら、わたくしはバンドのドラマーに恋したことはないのに、なぜ、太鼓打ちに弱いのでしょうね。

アンコールが2曲あって、とっても幸せでした。
あぁ、太鼓とか鐘とかの打楽器を習いたいかも。

11月
2010

中国のDVD再生事情

よく教材のDVD等を見るのですが、中国のDVDは海賊版でなくても再生できないものがあって困っています…
不良品じゃないのかと思って、お店に持っていって見てもらうと、お店のパソコンや機械ではちゃんと見られるんですよね。

わたくしは日本製のパソコンで日本製のDVD再生ソフトを使うので、相性が悪いということなんでしょうけど…
ネットで「中国、DVD、見られない」というようなキーワードで質問や回答を検索してみるのだけど、的を得ていないかいとうばかり

「リージョンコードの問題では?」
「海賊版だろう」

そうじゃないつーに!
この気持ち、中国で生活した人でないと分かんないよね。
多分、かつて質問したことのある人も、イライラしただろう。

再生ソフトを変えてみると見れることもあるのだけど、それでも駄目なものもある…しくしく。
「VLC」とか「「GOM PLAYER」とか、いろいろインストールしてみたよ…
やっぱ、中国でDVD再生機買えってか???

11月
2010

国勢調査

先日、国勢調査にご協力よろしく~とおじさんがわたくしの部屋を訪ねてきました。
そういえば、テレビでも宣伝してたなぁ。
相手は公安局に届け出てある資料を手元に持っているので、実はわたくしからいろいろ聞かなくてもデータ持ってるんですよね。
(登録している人と実際に住んでいる人が違ってたり、長期的に親戚の家にいる人とかのデータはないだろうけど)
だから、これで間違いないかと確認して、サインしただけ。

で、そのおじさん、実は向かいに住んでいる人でした(^^;
全然、気付かなかったので、おじさんが自分から「ワシだよ、ワシ、向かいのおじさん!」と自己主張してくれました…
ごめん、気付かなかった。
日本とかと違って、中国の普通のアパートのつくりは、玄関という空間が存在しないので、結局、外は寒いし、記録票に書きこむのに不便だから、部屋の中にいれることになるんですよね。

おじさん、わたくしの部屋の中に入って、あちこちに散らかっているニ胡、柳琴、中阮、笛子、いろいろなDVD、譜面等をみて一言。
「がんばってるね~俺も音楽好き~」
知ってる、知ってる、民楽とかのCDいつもかけてるもんねぇ。
この間、水道のメーター見に来たおじさんには、
「で、あんたどこの学校で器楽勉強してるの?」と学生だと思われたし…

国勢調査に話を戻すと、おじさんもさすがに生年月や学歴のデータは手元に持っておらず、補充的に聞かれました。
最終学歴を言ったら、最初、ぽか~んとされてしまいました。
すんませんなぁ、大学院(博士)っていう最終学歴、詐称でも何でもありませんが、そういうふうには見えないでしょうねぇ(^^;
毎晩、遅くまで変な音楽ばっかり弾いているとか、頻繁に少数民族系の鮮やかな色彩の洋服着て歩いているから、旅芸人だと思ってたとか?(ないない)。
多分、まだ学生だと思われていたのかもしれません…