5月
2012

「帰る」って一体どこへ?

実は4月中旬から5月頭まで日本に一時帰国しておりました。

三味線のお稽古が終って、先生が「で、いつ、帰るの?」と私に尋ねたので、「えっと、次は夏休みかな、多分8月で…」と言うと、何か三味線の先生の様子がおかしい…
実際は「三味線の返却の都合上、いつ「北京に」帰るのか」とお尋ねだったわけです。
「いや~『帰る』なんて使うから、『日本に』いつ戻ってくるのかっていう意味かと思っちゃったじゃないですかぁ」

先日、お義兄さんが家に電話をかけてきました。
私の声を聴くなり、一瞬焦って「XXの奥さんだよね、ごめん名前忘れた~気を悪くしないでね。でも君もオレの名前忘れてるでしょ?」
って言うから、私は忘れていないよお「YYさんですよね」とちゃんと突っ込んでおきました。

北京に向かうANAの飛行機の中で、「中国の入国カードください」と言ったら、
英語で「あなたは中国のパスポートかそれとも日本のパスポートなのか?」とお尋ねになるので、つられて英語で日本と答えたら、「あら、すみません、どうぞ」と日本語で話しかけてもらえました。
最近はスーツとか着ないし、思いっきり少数民族系のデザインの服を着ているせいか、日本人に見えないらしい…

先日、二十年ぶりに小、中学校の同級生にばったり原宿で会ったときも、
「で、学生だっていうけど、何勉強してんの?」と聞かれたので
「中国民族音楽」と答えたら
「そういう格好だよね」と納得されてしまった…
さほど、変な恰好している訳じゃないんだけど…

そういえば、先日、上野で中国人の友人と歩いていたら
「英語、話せますか?」と外国人のお姉さんがこっちへやってきて
友人が「この人、できますよ」と私を指さすので、超焦りまくって
「私は英語が上手く話せませせ~ん」と英語で言ってしまった。
きっと、ひどく意地悪な人だと思ったかもしれない(^^;
だって、質問が分かったとしても、うまく英語で返事できなくて、中国語で回答してしまうというのがオチなので、断りたっかったんだよう…

ああ、私は一体どこへ帰ればいいのか…放浪の旅は相変わらず続くのでした。

北京より