7月
2010

IMについて

IMとは、インターネットを通じてリアルタイムコミュニケーションを実現するツールっちゅうことでいいのかな。

聞くところによると、中国のIMの利用率は非常に高く、インターネット利用者の約70%を超えているとか。
知名度が高いものを例に挙げれば、マイクロソフトのMSNとか、騰訊(Tencent)のQQとかですよね。

聞くところによれば、QQは若者に利用者が多くて、MSNは外国のユーザやホワイトカラーの勤め人に多いんだとか。
まぁ、職場環境が違うと言えば、違うから当然なんだけれども、わたくしも出勤時間中、MSNをずっとオンライン状態にしています。
IMで商談する人もいるんだとか。
オンラインショッピングの際にもよくQQで直接、お店の人と今在庫あるかって聞いたりしますね。

日本だと、仕事中にそんなことをすれば「何、雑談してるんだぁ~」と上司に怒られるでしょうね(解雇かしらん?)
わたくしも日本帰国中、弁護士と差し支えのない会話はMSNでしたりします。
(もちろん、企業秘密にかかわるような大事な話はしませんので、安心してください)

IMを立ち上げておく理由は、聞きたいことがあれば、自分の知り合いにすぐに呼びかけて、聞いたりするためで、日常茶飯事です。
例えば、中国人の友人はよく「XXXX」って日本語で何ていうのとか、よく聞いてきます(^^;
(さすがに、長文を全訳してくれとか言われると、忙しいと言って断りますが、指し障りのない質問はお互い様です)
弁護士同士ですと、「XX法第XX条の解釈なんだけど…」「XXに関する新しい司法解釈が出たとか聞いたけどどうなの」とかっていう一般的な相談を同級生にもちかけることはあるみたいですね。

さて、本日、二胡の先生から中国移動(チャイナモバイル)のIM「飛信」のお誘いメールを受けました。
携帯電話はほんと、電話とSMSしか利用しないので、今までこのサービスを知りませんでした(遅れているわね…)
なんじゃらほいと思って、いろいろ調べてみました。
あ、ソフトをインストールすれば、MSNとかヤフーのメッセンジャーみたいなことができるのね。
で、別に携帯同士じゃなくても、パソコンにインストールしてもいいんだね。
以前は中国移動通信の携帯電話番号を持っていないることが登録条件だったわけですが、最近は電子メールアドレスがあれば登録できるみたいです。
でも、IMでのSMSの送信可能数が月に3本しか打てないみたいなことを聞きました(これ、本当かどうか確認取ってません)

ところで、中国だと日本みたいに携帯でネット使用する方はまだ少ないと思います。
高いし、高級な携帯買わないといけないから低所得層には無理なんじゃないかしら。
そして携帯で電子メールする方もあまりいません(日本だと当たり前だけど)

日本人的に思ったのは、飛信の利用価値って、ここにあるんじゃないでしょうかね…
つまり、日本にいるときに、中国に居る中国人の携帯にSMSがタダで送れるわけですよ。
(中国人は携帯で電子メールを受け取れない人が多いわけで、どうしてもSMSを送る必要があります)
そして自分がオンライン状態であれば、相手からのSMSを日本のパソコンで受信できます。
(駐在員のおじさまが、日本に帰っても飲み屋のお姉さんと携帯メッセージのやりとりしたい、って願望が叶うわけですわね)

でも、きくところによると、自分がオフラインだと、その時に送られたSMSはどこにも記録、保存されないのだとか。
いや、最近のネットの書き込みによれば、ちょっとの間であれば後で受信できるとも書いてあったな。
それから、当然だけど、相手が飛信に返信せず、直接、わたくしの携帯にメッセージを送った場合は、日本にいるわたくしはパソコンでそれを見ることは不可能らしいです。

いろいろ面倒くさいことがあるにせよ、国際電話をかけるほどではないけど、連絡を保ちたい中国人が周囲にいる人には、とりあえず便利だなと思いました。

注意:中国語(簡体字)は問題ありませんが、その他の文字コードの場合、相手の携帯環境によっては文字化けする可能性、あるらしいです。
日本語フォントを持っていない携帯に日本語のメッセージを送ったら、相手は見られないでしょうね。
もっとも、わたくしはSMSは中国語しか打たないので、そこのところ、詳しく知りません…

7月
2010

新しいお友達のかえる君

クジラとカエル

クジラとカエル

今朝、S弁護士が嬉しそうにわたくしの部屋に来て、新しいお友達を紹介してくれました。
かえる君です。
お腹にあるポケットの中に、保冷剤(冷凍庫に入れて冷やす)をいれて抱っこしていれば、暑い夏も怖くないということであります。

ところで、職場の弁護士の個室には数は多くはありませんが、ちょこちょこぬいぐるみが生息しております。

例えば、以前、紹介したワニさんとか、くじらちゃんとか。

http://legalio.com/archives/1312

(こういうところは、外からお客さんにすべて丸見えの窮屈なオフィスと違って、仕事さえきちんとしていれば、何を置いていても経営者から叱られることはないというのが、うれしい。ちなみに、うちの某偉い弁護士の部屋も法律書籍以外にスヌーピーいっぱいいます。)

こういうものって、好きな人は徹底的に好きだし、興味ない人はあまり興味ないので、部屋や机の上もすっきりしていたりと極端ですよね。
わたくしが前者なのは、ご存じのとおりです。

5月
2010

不法就労は免れたけど

今年の就業ビザの切り替えは、全然順調にいきませんでした。

とにかく、司法局による事務所の年度検査が大幅に遅れたためです。
従って、労働局はとりあえず年度検査前に、1ヵ月だけ就業延長を認めてくれて、年度検査後に再度1年の延期をすることになりました。
労働局が1ヵ月延期してくれたので、入出国管理局もビザを1ヵ月延長してくれました。
しかしですね、ビザの延長は手数料が400元もかかるのですよ。
1ヵ月後に再度、延長すれば、またそのときに400元かかる(--;

くそぅ、司法局のせいで400元損した(自己負担なので…)
うわさでは、今年は弁護士がらみの事件がいろいろあったので(うちの事務所ではなく、世間でという意味です)、司法局は法律事務所の年度検査を念入りにしたいためだとか。
外国で仕事をする場合、外国における自国の出先機関でもなく、自分が経営者でもない場合、いろいろ面倒ですね…

4月
2010

学術論文と著作権問題

昨日、友人のつてで、河北のある大学で1時間、報告というか講座というか、話をさせていただく機会をいただきました。
別に法学系の大学ではないので、あまり専門的な話をしてもチンプンカンプンだろうし、かといってかなり抽象的な文化論みたいな面白い話もできないので、どうしたものかと思っておりました。

そこで、ある程度自分の専門分野に近く、ある意味、どうとでも脱線できるテーマということで「学術論文と著作権問題」と題して話しました。
ご存じの通り、中国では論文の盗用問題は深刻ですしね。
中国の話は研究不足だし、専門的な話もできないので、日本じゃどうだこうだ、日本にはこういうケースがあった等の話をして「日本人と共同で何かする機会があったら、こういうことに気をつけた方がいいよ」というように話しました。

それから、わたくしはこれまで翻訳と言う作業を結構してきましたが、もめる原因としてよくあるのは、下訳や代作、母語でない言語への翻訳をする場合、訳文をネイティブにチェックしてもらった際の協力者との関係なんかが、やはり多いような気がするのです。
まぁ、人から聞いた話や、自分が感じたことを差し支えのない程度でお話ししました。

2年程前に中国語で1時間話す機会をいただいた時は、話す内容すべてについて、中国語で一字一句の原稿を作成して持参しましたが、最近はPPTだけ作成して、後は学生さんの顔を見ながら、思いついたことを話すことにしています。

自分と専門が異なって、なおかつ、社会経験の浅い若い人に話すのって難しいね…

講義が終わってから、「記念にサインください」と言われたのには笑った(^^;
いいよって言って書いてあげたら、「じゃあ、あたしも」って別の子に言われて、一体…わたくしって何者???という不思議な経験をさせていただきました。

4月
2010

ただ者ではない

弁護士事務所というところは、会社の上司と部下と違って、雇用者と被雇用者の関係が近いような気がします。
だから、あまりにも気が合わないと、すぐに首が飛んだり、すぐに辞表出したりということはあり得ます(日本ではどうか知りませんが)

先日、某先生の部下の某さんが事務所を急にお辞めになりました。
しかしながら、「あぁ、やっぱり」というのが周囲の感想だったりする。
某先生の下で1年以上、続く人がいないからです。
通常の精神の持ち主だとその性格や言葉のキツさに耐えきれない…

わたくしにも、かつて数カ月で辞めた職場があります。
理由はいろいろあったのですが、きっかけそのものは、弁護士に対して、「この人のために働くなんてバカバカしい」と思ったということです。

そんな某先生の下で、数年働き続けている某弁護士が1人いらっしゃるのですが、将来、どんな面倒なことにぶつかっても、難なく乗り越えtられるだろうと思います。
あの環境に耐えられる精神は、ただ者ではないと思います。
もちろん、すごく優秀なので、批判される回数が少ないというのも理由の一つでしょうが、それにしても、やはりキツイことには変わりない。
それとも、そんなもの言いしかできない某先生のすべてを理解していらっしゃって、寛大でいられるのでしょうか。
本当に謎です。

12月
2009

忘年会終了

午前中は事務所で仕事をしましたが(特に急ぎの仕事がない人は今日は事務所に来ませんが、そうでない人はちらほら事務所にいました)
午後は忘年会。
カラオケ庁の部屋を一つ貸し切ってのパーティです。

忘年会の出し物のトップバッターだったのだけど、ずっこけた(^^;
まぁ、皆で合わせる練習が不足していたから、しょうがないんだけどね。
でも、楽しくやったという点では、別に問題なかったのかな。
演奏と歌唱という点から見たら、ボロボロだけど(^^;
別にプロじゃないんだからいいよね。

舞台では色は黒だけど、サテンのように光る素材の柄が入っているチャイナドレスを着たので、なんつーか、恰好だけは一人前にしてみました。
お前、どこのパーティにおよばれされてるのってな恰好で、事務所で普段着から演出用のチャイナドレスに着替えて会場に出かけたので、、なんか事務所を出るときは、ものすごく浮いていましたが、舞台に立ってしまえば、地味なんですよね。
自分の出番が終わって、2番目の日本チームのZQ先生の歌を聴いて(声が大きかった)、3番目の日本チームのMさんの剣舞(かっこよかった)を見てから、普段着に着替えました(わたくしの場合、普段着にしてもチャイナカラーだったりして…)
手話と歌の出しものでは、K弁護士のチームがどこかからトラのきぐるみ(遊園地とかで子どもに人気があるやつですね)を借りてきて着て踊ってくださり、とってもかわいかったです。

来年は何をしよーかなぁ…ふふふ

12月
2009

天津にて講座

昨日、友人の紹介で天津市の現代職業技術学院というところで講座をしてきました。

実は、こんなに若い子たちに話した経験は高校の教員免許の時以来なので、やっぱ若い子にウケるテーマっていうやつがよく分からなくっていて、学生にとって眠い講義だったろうなという気がします…(次回、機会があればテーマをもう少し考えます)

自分自身が商業高校出身なので、かつて自分がどういうことに興味を持っていたか思いだせばいいはずなのにね…
将来役に立つだろうという話は、今されてもピンとこないってところでしょう。
知財で著作権なら、アニメや音楽の著作権がらみ、インターネット上の権利侵害の話だったらまだ、身近に感じるかなぁ。
次に話が来たら、ネットの権利侵害でもテーマにしましょうかね。
日本語でも面白おかしい講義や分かりやすい講義というものは難しいですよね。
大学の先生の大半は面白くない眠い講義してるんもんねぇ…
外国語で面白い講義ってどうやればいいんだろうね。
やはり講義対象者をはっきり認識して、テーマを選ぶべきでした(最近、超忙しかったので別のところで使ったものを使いまわしてしまいました…申し訳ない)

【余談】
久しぶりの天津でしたが、今は移動がすごく便利になりましたね。
北京南駅に行ってその当日、切符を買って列車に乗ったら25分で着いてしまう。
中国の人はこれまで日本のように数時間かけて都心まで通勤してくるっていうことはなく、自転車(又は近距離のバス)で行ける距離にお勤めするのが普通だったわけですが、将来はのんびりした天津で家を買って暮らして高給を取りに北京へ通勤するっていうのもアリなんだろうね。

11月
2009

わたくしは甘い先生

自分の携帯電話のアドレスをみると、つくづく「先生」ばっかりだと思います。
弁護士が「先生」かどうかは置いといて(教えを請わなければならないことは何一つないという理由で本音は弁護士を「先生」とは呼びたくないとおっしゃる人も世の中には多数、存在するみたいですが、わたくしは別に何とも…長いものには巻かれています。)、ほんと、先生だらけ…

平日は弁護士の「先生」たちの中でお仕事。
週末は音楽の「先生」のもとで、お稽古。
ついでに、中国人に日本語を教えて、自分も「先生」と化す…

しかし、お稽古の先生というものは厳しいよね。
わたくしが現在、日本語の家庭教師をしている中国人は音楽教室の事務の先生なのですが、事務の先生とはいえ、ピアノや琵琶をそこそこお弾きになられます。
よく子どものピアノの試験前には、練習の面倒も本業の先生に代わって見ておられます。
で、彼女、いい大人になったけれども、やっぱりもっときちんとピアノを弾きたいと思い、ここ最近、子どもの頃のリベンジで、自分もピアノを習っています。
先週、先生にキツイことを言われて、レッスン中に泣いてしまったそうです。
ま、気持ちはよーく分かる。
先日ピアノの先生が彼女に「あなたの日本語の先生は多分、相当、優しいつーか、甘い人なんじゃないの?全然、おさらいしてなくても怒らないんだ?」と不思議がっておられたそうな。

まぁ、わたくしは、日本語教師として講義した経験はないけど、何人かの中国人の家庭教師は頼まれれば、これまでしてきました。
うん、わたくしは基本、とっても甘いです。
生徒がやらなくても怒らない(^^;だって、上達したけりゃ、やるしかないわけで、サボればそれなりの効果しかなくて、全部自分に跳ね返るだけで、わたくし自身、別に痛くもかゆくもないもんねぇ…
それに、わたくしの場合、文法をきちんと教えられないし(右脳で言語を理解する人だから…)
こう言ってしまうと、すごい無責任な先生ですね、ワタクシ。
でも、目的のある人は最後はちゃんとやってるくるから、放し飼い状態。

そこいくと、音楽の先生というのは、ものすごく厳しいですよね…
かなりキツイこというし…
レッスン中に泣くなんて、結構、皆経験あるよね。
ちなみに、わたくしが通ったことのあるところなんて、音大付属とか目指している立派な音楽教室ではなく、あくまで趣味教養レベルの教室ですけど。
あ、でもカルチャーセンターみたいなところだったら、生徒を泣かせることはないのかな。
(行ったことがないので分からない…)
もっとも、才能のあるなしなんて、かなり上のレベルの人の話であって、それ以前の問題としては結局は練習量の多い少ないの問題だから、「なまけるな~」とカツを入れたくなるのでしょう。
そこまで生徒に感情移入して、疲れないかなぁ。
(ちなみにピアノの先生方は日本人のお子さんは真面目に練習してレッスンに来るからやりがいがあるけど、数年で帰国してしまい、これからだっちゅうところで手放さなければならなくなるので(?)、とても悲しいのだとか)

専門家の練習量と言うのは半端じゃないので、それに比べれば、1日1、2時間の練習なんて練習のうちじゃないのでしょうね。
この点、語学と一緒です。
かなり上のレベルの人になるには「才能」が要りますが、ビジネス会話程度じゃ、単なる「慣れ」だよね。
どれだけ、使ってきたか、それにすぎないのだと思います。

10月
2009

公募

今、東京です。
某大学の某研究所の助手採用試験を受けたのですが、ダメだったなぁ。
結構、自分向きな採用内容だったので、ちょっと一生懸命だったせいもあって、結構、がっかり。

でも、博士課程の学生やポスドクの人が職探しに必死なのは皆同じで、結局、どういう人が欲しいのかって問題に過ぎないわけで、落ち込む必要なんてないのだけど、やっぱり、がっかり。

公募と言いながら、実際は内定者がいたりする公募もあるし、この世界、人間関係大事だし、別に自分の人格や能力を否定されているわけでもないし、このご時世、いくつ面接受けても落ち続けている派遣の人とか数えきれないくらいいるだろうし、どうってことない問題なんだけど、がっかり…(ひつこい?)

ずっと、中国で仕事をしているので、わたくしは中国が好きでずっと中国で仕事をしていると皆思っているけど(まったくそういう要素がないというわけではないけど)、日本の給与基準で働きたいと思っていたりするのです。

え、こんなこと、公の場で言って、今の雇用主が知ったらどうするのって?
本人が日本人であって、家族も全員日本人で、家族が日本に住んでいる人間が、一生中国で単身赴任の上、安月給で仕事するわけないじゃないのって、雇用主だって最初から知っているわけですから、あまり問題にはならないと思います。(^^;

9月
2009

言語の混乱

さきほど、日本語が変というか中国人ぽい日本語だと日本人に指摘されました(たら~)
中国人と日本語と中国語をちゃんぽんにしたような会話を長年続けているせいと、ここ最近、中国語の論文を書いていたせいで、頭が中国語の思考回路のまま日本語を扱うからなのだと思います。
わたくしの生活環境では日本人と正しい日本語で長時間会話する機会はあまりありません。
しかも、最近、事務室に新たに加わった中国人実習生と米国人がしょっちゅう、英語と中国語をちゃんぽんにして会話しているので、頭が変になりそうです(^^;
他人の英語の会話の途中で中国語で相槌打ったりするわたくしって可笑しすぎ。

プロなら、日本語は日本語、中国語は中国語と割り切って、きちんと二つの外国語の間を行き来できるのだと思いますが、わたくしはその辺がいい加減なのでしょうね。

こんなことを書くと、相当、中国語が上手いのだと勘違いされそうですが、もともと外国語の成績は子どもの頃から悪くて、「感覚」と「習慣」で中国語を扱っているにすぎないのです。
右脳で言語処理してそうな感じです(^^;
言語だけで飯を食っている人はこんなミスしないんだろうなぁ(反省)