10月
2011

国慶節は地下鉄が天安門駅に停車しないのだ

10月1日は中華人民共和国の国慶節です…建国62周年だとか。
企業や学校等はだいたい1日から7日まで休業するのが普通。
この時期、地下鉄は「天安門東」「天安門西」駅に停車しないということを忘れていて、10月1日の国家大劇院の公演チケットを買ってしまった~(国家大劇院は天安門西にあります)
西単駅から天安門西まで歩きました(遅刻するかと思った)。

そういえば、北京に来てまだ間もないころ、好奇心から留学生仲間と10月1日に天安門広場に行きましたが、その時も長く歩いたっけ、ということを思い出したのでありました。
あれから10年近くたって、その後、わざわざ混雑する国慶節時期に天安門に行こうなんて思わなかったので、すっかり忘れていました。
この時期、国家大劇院に行く場合は、お時間に余裕をもってね~

今回のチケットは、コンサートではなく京劇。
国家大劇院の小ホールといえば、梅蘭芳劇院と違って、スクリーンに中国語と英語の字幕が出るわけでもないだろうから、難しいかなと思ったのですが、両脇に小さな電光掲示板を立ててあって(街中でよく見る商店の前などで「いらっしゃいませ~本日XXサービス中」と流れる縦長の電光掲示板みたいなやつ)、そこに簡単にセリフが表示されるので、別に難しくなかったです。
ところどころ、「今日は国慶節だから、結婚式多いでしょうね~」とかいう、この講演のために追加されているセリフが混ざっているのですが、まぁ、中国語レベルが中国で大学生になれるレベルであれば、おそらく聴き取れると思うので、別に心配することなかったです。京劇だから標準語だしね(いや、もしかすると、リーディングやグラマーに強くても、リスニングが悪くて、普段から歌わない人にはキツイだろうか???)。
演目は「鳳還巣」で、簡単にいうとラブコメ。
ストーリーは、きっと、いろんなサイトで紹介されているだろうからカット。
とにかく、笑えて楽しかったです。
隣に座っていたお爺さんは、明らかにその筋の人で、ときどき歌っていたし、手で拍子をとっていた。かくいう自分も手が勝手に拍子をとっていて、お爺さんにおぬしも京劇ファンなのかという眼差しを向けられたのでありました。

ちなみに、わたくしは、中国の伝統劇の音楽が大好き。
(歌えないけど…)
あの太鼓の音を聴くとわくわくする。
来世は「タイのゾウの訓練士」になりたいとよく周囲に言っているのですが、京劇の「鼓師」も捨てがたいたいと思うのでした(^^;

5月
2011

戯曲

戯曲、英語だとチャイニーズ オペラとかいうんだっけ?
中国の伝統劇です。

先日、昆劇の「紅楼夢」を見に行きました。
梅欄芳大劇院、初めて行きました。
まぁ、標準語で喋っているので、歌を歌っている場面以外は何言っているのかだいたい分かりました。
分からなくても、電光掲示板にセリフが中国語と英語で出ますから問題ないんですけどね。
中国語のセリフを英語で何と訳しているのか興味があって、たま~に掲示板を見ていました。

伝統劇、全然詳しくないのに何で見に行ったのかって?
大学がチケットをタダでくれたから(笑)
劇の勉強をしたことはないけど、どういう音楽を使うのか興味があって見に行きました。
でも、現代化された演出なので、バイオリンとか、チェロとかいっぱい使われていましたけどね(笑)
中国の打楽器を使っていなかったら、かなり西洋のオペラに近い感じかも。
あ、でも笛子、琵琶、ニ胡の音はちゃんと使われていました。
三弦の音はあまり聞こえなかったかも(一人しかいないので、融合されちゃってあまり耳につかないんだろうな)

ちなみに大学で伝統劇の節回しを少し教えていただきましたが、京劇はまだしも、地方劇とかになると声調が違うので、歌えないよ~
そもそも、中国語(標準語)がきちんと発音できて、その上で地方の言葉(北京語も標準語じゃないよ)の調子を理解していて、なおかつ発声がきちんとできて、そして音程がきちんと取れないと歌えないんだから、わたくしには無理~
そして、リズムの概念が西洋音楽と違うんですね。
例えば、流水板という拍子の取り方なんて西洋音楽の理屈で言えば、四分の一拍子なんだけども、独特だよな~

1月
2011

品川駅前の水族館

品川に水族館ができたとの噂をきいたので、さっそくお正月に行ってきました。
う~ん、規模は大きくないけど、便利ですね。

イルカのショーがとっても良かったですが、前の席は気をつけましょう。
思いっきり海水かぶります。
クジラの仲間のなんとか君と言うイルカ、ざぶーん、ざぶーんと水はねさせるのが得意らしいです。

12月
2010

こだわりタイム

「月刊消費者」という消費者雑誌があります。
以前、そこに中国の消費者雑誌に取り上げられた内容の紹介をする文章を書いた関係で、専門的な話には全く関係のないエッセイの頁(こだわりタイム)に趣味のことを書いてみないかともちかけられ、書かせていただきました(^^;

どっぷりと中国民族楽器にハマっている話。
大したことは書いていないです。
ニ胡はブームだから書いてもツマンナイと思って柳琴の話を書きました。
あぁ、最近は三弦もやってみたいななどと思っていたりして。

2010年12月号の38頁(^^;

11月
2010

国家大劇院の音楽庁

国家大劇院といえば、北京の天安門広場の西側に2007年9月に完成した国立劇場であります。
外観は卵形ドーム、でも実はわたくしは通常、地下鉄から劇場まで直結している地下道を歩くため、外からこの卵形をあまり拝見したことはない…
歌劇院(主にオペラの上演)、音楽庁(主にオーケストラの上演)、戲劇場(主に演劇、伝統音楽の上演)、小劇場(小規模の上演)などの施設があります。

今回は初めて音楽庁に行ってきました。
そもそも、こんなに録音技術の発達した現代で、人はなぜコンサートに行くのかといえば、オケと一体になった感動を味わいたい、そういうことじゃないですかね。
ワタクシの場合、音楽を聴きたいというよりも、自分があたかも弾いているような錯覚に陥りたいという変な目的のためです。

そういうわけですから、音響的に最高の席は空いていたとしても買いません。
じゃあ、どの席を買ったのかというと、音響的にはいかがなものかという場所になりますが、オケ側の席を取りました。
このホールは舞台を囲むように客席があります。しかし、後ろ側にはあまり席は配列していませんが…
席の配置図はここを参照:http://www.chncpa.org/n16/n1513/n1518490/index.html
舞台正面の反対側の席、つまりオケの一番後ろの打楽器奏者の真後ろです、いいかえると、指揮者の顔が真っ正面から見える場所です。
ある意味、奏者さんたちの方向から音楽を聴くことになります。
面白いですよ、この席。
でも、打楽器の音がかなり響くので、あくまで音重視の方には薦めませんが、わたくしのように打楽器大好き、指揮者の指示を観るのが好きな人には楽しいです。

わたくしは西洋のクラシックを聴いたわけではありません。
中国ですから当然、中国民族楽器オーケストラを楽しまないと。
ティンパニ―のような西洋打楽器もあれば、伝統的な太鼓や銅鑼もあったり、トライアングル持ってたかと思ったら、いつの間にか変な鈴や鐘に持ち替えていたり、舞台の最後尾でオケのおじさま方が動き回って打楽器を持ちかえているさまは楽しかった~
銅鑼なんて、いつも打つわけではないので、当然、何か別の打楽器と掛け持ちしているわけですが、担当者が銅鑼の傍へ寄ってくると、あ、もうそろそろぐわわわわぁんってくるんだなぁ、と期待して待ち構えてしまう(^^;

そして、指揮者の顔見ながら「やぁ、ほんといろいろ呟きながら指揮してるんだねぇ」と思いました。
「あ、指示がくるくる」と思って眺めてしまいました。
多分、わたくしは根本的に太鼓の音が好きなんですよね。
そして、そのリズムをきっちり打つ奏者さん、とってもカッコイイですよね。
おじさんの薄い頭と背中を熱く見つめてしまいました。
そのせいかどうか知りませんが、振り向いたおじさんと二度も目があっちゃった(視線ってやはり感じるものかもしれませんね…)
でも、考えてみたら、わたくしはバンドのドラマーに恋したことはないのに、なぜ、太鼓打ちに弱いのでしょうね。

アンコールが2曲あって、とっても幸せでした。
あぁ、太鼓とか鐘とかの打楽器を習いたいかも。

8月
2010

中国のキティラー

先週は一度も書き込みをしなかったなぁと反省。

朝、S弁護士がタイに行った友人から、タイのご当地キティをもらったと見せびらかしに来ました。
ゾウに乗っているキティちゃん、羨ましいです。

ところで、わたくしの二胡の先生のお兄さんのお嫁さんもキティラーみたいなんですよね。
一部屋すべてがキティちゃんグッズの置き場になっているそうで、先生は遊びに行ったときにその部屋で記念写真を撮るのだとか。
世の中、いろいろなキティ好きがいるものですね。

ちなみに、最近、ご当地キティ(北京)の中に、ゴムみたいな素材で平らなキティちゃんのシリーズが売られているのを見ました。
う~ん、やはり立体的なキティちゃんの方が好きだなぁ。

わたくしは主として楽器を奏でるキティを集めております(^^;
あと、キティちゃんのピックとかもいいですね~
(でも、ギターは弾けないので、キティ柄のギターは持っていません。6本も弦があったら、頭混乱するがね。弦は4本が理解の限界~)
山口県の耳なしほういちのキティのストラップ、怖いけど欲しいです。
なぜ、二胡を弾くキティちゃん、いないんでしょうね。
これだけブームなんだから、いてもいいと思うのだけど。
うちにあるミニチュア二胡をキティちゃんのぬいぐるみにくっつけてみようかしら。

8月
2010

年末に向けて歌劇団結成?

さきほど、印刷室で、この8月からうちにいらっしゃったGY弁護士に会いました。

「有里さんは、何か楽器をやってるんだって?」と聞かれました。
思わず「もしかして、GY先生、何かお弾きになるんですか」と返したところ
「…ええ、まぁ二胡とか、笛とかね…」という返事が返ってきました。

この謙遜ブリ、ただ者ではなさそう…

ふふふ。
感じからするとわたくしよりずっと上手そうなので、先生に二胡で主旋律を弾いていただいて、わたくしが相槌程度に柳琴を弾いて、若い女の子たちに踊ってもらおうじゃないか~

忘年会は歌劇団結成だ~
(妄想だけが広がる~)

最近は、忘年会だけを楽しみに仕事を続けていると周囲に言っているワタクシでありました(^^;

8月
2010

パンメーカー

今週は日本です。

先ほどまで実家にいました。
そこで見たのが、パンメーカー

流行っていると聞いてはいたけど、本当に流行っていたんだ…
そして、母に説明を聞いて作ってみたけど、全然、難しくないんだね…
粉入れて、水入れて、ドライイーストをセットするだけ(^^;

パンが焼けた~

パンが焼けた~

炊飯器をセットするみたいなノリで、パンが焼けるのね。
あぁ、わたくしが専業主婦なら絶対に欲しがってただろうなぁ。
ところで、北京で普通に街中で買う食パンは、正直、あまり美味しくない。
甘かったり、しょっぱかったりして、普通の食パンってないのかよ、と思います。
日本人的に「こりゃうめぇ~」という食パンが欲しかったら、外国人が多く住む専用アパートの傍とかにあるパン屋で高いお金を出して購入する必要があります。
あぁ、パンメーカーを持って北京に戻りたいなぁ。

8月
2010

爺ちゃんのナンパ?

日曜日、二胡のケースを持って帰宅途中、後ろから60すぎの自転車に乗ったおじいさんに声をかけられました。
おじさんにナンパされたことはあるけど、爺さんは初めてだぞ(^^;

まぁ、それは冗談として、要はこういうことです。

爺ちゃん「それ、二胡ケースだろ、あんたどこで弾いて遊んでるの?」
わたくし「え???」
爺ちゃん「あんたXXビルの会社に勤務している子だろ?俺もあのビルで働いているから、あんたをよく見かけるよ」
わたくし「え~~~(わたくしは記憶にないぞ)」
爺ちゃん「あんた背がすごく高いから、目立つしさぁ。俺も背が高いだろ、バスケとか、今でもやるよ、俺66歳なんだけどさ」
わたくし「へ~そうは見えないですね、お元気で、すごいですね(^^)」
爺ちゃん「で、二胡だけどさ、あんたどこで弾いてるの?」
わたくし「どこっていっても…家で練習して、先生にレッスンしてもらう以外、人前では弾きませんよ、初級者なんだから」
爺ちゃん「え?そうなの、俺はいつも朝陽公園の西門で弾いてるんだ、結構、愛好者もいたりすんるだぜ」
わたくし「へぇ、そうなんですか」
爺ちゃん「そうそう、、それからさ、北海公園に行くと、XXっていうすっげー上手い人がいるんだけど、その辺の演奏家よりすげぇんだ。皆、技術を盗むためにその人を見に行くんだ。行って見てみるといいよ」
わたくし「ほぉぉ、それはすごい人なんですね」
爺ちゃん「XXとかXX上手くできる?」
わたくし「いえ、まだ、全然、そういうレベルじゃ…正真正銘の初級者ですから…」
爺ちゃん「え~そうなの?時間があったら、朝陽公園に遊びに来いよ、教えてやっから、じゃぁな~」

しかし、いつも思うのは、北京の爺ちゃんはこういう人が多い。
わたくしがかつて笛子を河辺で練習していた時も、「北海公園に行くと、すげぇ上手い爺さんがいるから、観察してみるといいよ」と全然、知らないおじさんが教えてくだださったことがありました。
どうやら、北海公園には上手い人が多いんですね(^^;
わたくしも、上手くなったら、公園デビューしたいものです。
今は全然、無理。

8月
2010

楽器屋観光ガイド体験?

土曜日に琴弓と松脂を買いに新街口の楽器屋に行きました。

単に物を買うだけではなく、いろいろ教えていただきたいという好奇心が強いため、あれこれどうでもいい質問を店主にしていると、別のお客さんが来て「京胡を買いたいので選んでくれ」と店主をさらっていってしまったため、お店でしばらく待っていました。

物を買うだけなら別にさっさと買って帰ればいいのですが、バイトの先生たちでは商品の値引き権限がないため、店主を待っていました(^^;

で、そこに日本人観光客の方々が来られて、中国語が分かるものの、パーフェクトに理解できる程達者ではないという方々だったので、通訳しながら一緒に店内で楽器を見て遊ばせていただきました。
日本人の観光客いわく「お店の人かと思ってた…」

ははは…そうですよね
いちおう、自分が出来る楽器なら、いろいろどうでもいい雑学知ってますもの(^^;
この楽器屋へは昔よく通っていたので、先生方も遠慮なく「俺、日本語は片言しか言えないから、通訳してくれ」とわたくしに言うので、そうかと思いますよね。
(通訳間違いしないか、信用してくださってありがとうございます)

H先生は「このフルスは320元」といった後、片言の日本語で「32元」とおっしゃる(^^;
「せんせぇ~単位が間違ってますぅ、それでは赤字ですよ」とわたくしが突っ込んで、皆大笑い
32元でいいなら、今、わたくしが即買うよ