わたくしが翻訳させていただいている「台湾著作権法逐条解説」ですが、原作の方は第3版が出たそうです。
もっとも、原作は教科書としての用途があるので、出来るだけ最新の内容を保たなければならないし、それなりに部数もはけるので、すごいスピードで再版ですね。
ちなみに第三版の前書の訳文はこちらです。
わたくしが翻訳させていただいている「台湾著作権法逐条解説」ですが、原作の方は第3版が出たそうです。
もっとも、原作は教科書としての用途があるので、出来るだけ最新の内容を保たなければならないし、それなりに部数もはけるので、すごいスピードで再版ですね。
ちなみに第三版の前書の訳文はこちらです。
わたくしは日本・中国問わず、企業勤めの経験がありません…
公務員と法律事務所スタッフという経験だけ。
でも仕事上、「日本の会社員はこういうことを考えているのか」ということは分かりますし、部分的には日本で公務員をしていた時と同じ感覚のことが言われていたりもします(企業とお役所では違うところもずいぶんあると思いますが、日本人的思考・行動パターンに大差はないような気がします)。
かつては、日本からの駐在員さんが高い給与をとっていることが羨ましかったりしたものですが、それと引き換えにというか、異なる文化の中で異なる感覚の人たちと仕事をするのは相当なストレスだろうなと思うので、羨ましいとは思わなくなりました。
わたくしは、上の人間は中国人で、スタッフのほとんどが中国人なので自分も中国人化してしまえば、別にストレスにはなりませんが、駐在員さんは、日本の会社と現地の会社の板挟みになって気の毒ですね。
日本では当たり前のことが外国では当たり前じゃないんですが、どっちが良い悪いと言うよりも、自分が病まないために、郷に入れば郷に従うのがいいと思うのですが、中国社会を知らない日本の親会社の人に、「中国ではそういうもんなんだ~」と言えませんものね。
日本人から見たら非常識な行動、わたくしにもあるのでしょうね…
中国語ができなくても、漢字を書けばとりあえず通じる、というのは確かにそうなのですが、そうでもないこともあるのですよね。
先日、章先生(台湾著作権法逐条解説の著者)に昭和の台湾総督府民生部の公文書の目次のコピーを見せられ(メールの添付として送られてきた)、意味を確認したいと言われました。
その原文は
「著作権法施行ニ関スル心得」
察するところ、著作権法施行に際しての注意事項みたいなものが書いてあったのかなと。
中国語の「心得」って何だと思います?
仕事や学習で会得したものが「心得」なんです。
「施行前の注意事項」と「施行後の会得」じゃあ、ずいぶん、意味が違いますよね(^^;
まぁ、目次だけで中身を見ていないので、わたくしも何とも言えませんが、章先生はある方の中国語訳文を見て、「本当かなぁ」と疑問を持ち、日本語の意味を確認したいとおっしゃったようです。
時々、中国語と日本語は似ていて非なる表現があるものだなぁと感心します。
「洗手」と書いてあったら、とりあえず「手を洗う」ということだろうと日本人なら推測できますね。
それ以外の意味についてはどうでしょうか?
例えば、「洗手改行」
パソコンの前に居らっしゃる皆様は、きっと、「手を洗って、改行キーを押せってか???」と首をひねりそうですね(笑)
改行の意味は専門とか業種・業界を替えることです。
つまり、「鞍替えをする」というような意味になります。
ん?って思いませんか?
だって「手を洗って」「フィールドを替える」ことは普通、「足を洗う」じゃないの?と日本人なら思いますよね。
中国語だと手を洗うんですね。
だから、悪事から足を洗うことは「洗手不干」と言い回します。
中国語は手を染めて手を洗うのですから、論理的ですが、日本語だと語源が違うので、手を染めても足を洗うわけでですね(^^;
中国語の「大きい」ってどんな感じ?
え?日本語と同じでしょ、って思ったそこのアナタ、甘いかも。
中国語をやっていて面白いなぁと思うのは、中国人と日本人では、「大きい」の使い方の感覚が違うということです。
例えば、こんな感じ。
中国語「雨が大きい」
日本語「雨が強い」
中国語「リスクが大きい」
日本語「リスクが高い」
中国語「心が大きい」
日本語「心が広い」
中国語「C大調」
日本語「ハ長調」
まぁ、同じ漢字を使うから、日本人にとって中国語は簡単だろうと西洋人に言われますが、微妙に感覚は違うと思うんですがねぇ…
先週は一度も書き込みをしなかったなぁと反省。
朝、S弁護士がタイに行った友人から、タイのご当地キティをもらったと見せびらかしに来ました。
ゾウに乗っているキティちゃん、羨ましいです。
ところで、わたくしの二胡の先生のお兄さんのお嫁さんもキティラーみたいなんですよね。
一部屋すべてがキティちゃんグッズの置き場になっているそうで、先生は遊びに行ったときにその部屋で記念写真を撮るのだとか。
世の中、いろいろなキティ好きがいるものですね。
ちなみに、最近、ご当地キティ(北京)の中に、ゴムみたいな素材で平らなキティちゃんのシリーズが売られているのを見ました。
う~ん、やはり立体的なキティちゃんの方が好きだなぁ。
わたくしは主として楽器を奏でるキティを集めております(^^;
あと、キティちゃんのピックとかもいいですね~
(でも、ギターは弾けないので、キティ柄のギターは持っていません。6本も弦があったら、頭混乱するがね。弦は4本が理解の限界~)
山口県の耳なしほういちのキティのストラップ、怖いけど欲しいです。
なぜ、二胡を弾くキティちゃん、いないんでしょうね。
これだけブームなんだから、いてもいいと思うのだけど。
うちにあるミニチュア二胡をキティちゃんのぬいぐるみにくっつけてみようかしら。
さきほど、印刷室で、この8月からうちにいらっしゃったGY弁護士に会いました。
「有里さんは、何か楽器をやってるんだって?」と聞かれました。
思わず「もしかして、GY先生、何かお弾きになるんですか」と返したところ
「…ええ、まぁ二胡とか、笛とかね…」という返事が返ってきました。
この謙遜ブリ、ただ者ではなさそう…
ふふふ。
感じからするとわたくしよりずっと上手そうなので、先生に二胡で主旋律を弾いていただいて、わたくしが相槌程度に柳琴を弾いて、若い女の子たちに踊ってもらおうじゃないか~
忘年会は歌劇団結成だ~
(妄想だけが広がる~)
最近は、忘年会だけを楽しみに仕事を続けていると周囲に言っているワタクシでありました(^^;
先日、日本で「日本人の知らない日本語」という本を買って読みました。
ドラマでおなじみの原作本でございます。
ドラマの方は、台湾人の友人で、わたくしの日本語の生徒に面白いドラマがあると教えてもらって、動画サイトでみたことがあります。
ほんと、外国人って変なところに疑問を持つものですよね。
事実、日本語が母語である人ほど、文法的に変な言葉をよく使うものです(^^;
わたくしの場合は、日本語があるレベル以上できる中国大陸人又は台湾人によく、「何で日本語ではXXというのか」「YYとZZではどちらが正しいのか」というような質問を受けて困ることが多々あります(勉強不足ですみませんって感じ)
で、先日、隣のZ弁理士に聞かれて返事に困ったことは
「ご査収のほどよろしくお願いいたします」
「ご確認のほどよろしくお願いいたします」
とかってよく言うけど、この「ほど」ってどういう意味?というもの。
会社でよく使う表現なので、お願する時の丁寧語の類かと思い、ずっと私自身使い続けてきた言葉ですが、文法的にどうなのか、どういう語源なのか、考えたこともなかったぞ~
実は間違った表現なのかとあせりましたが、大丈夫でした。
どうやら、“程”(ほど)というのは名詞にくっついて表現を和らげる効果を期待するもののようです。
だから、お願いする文章などによく出てくるんですね。
具合・情勢・様子を表わす語で、名詞について表現を婉曲にする働きがある。
同じ表現例では、「ご無礼の程」「ご愛顧の程」などがよく使われる。
『日本国語大辞典 第2版』(小学館)『大辞林 第3版』(三省堂)参照。
要するに、あいまいな日本人と日本語の習慣だったのか…
確かに、中国語に翻訳すときに、こういう時の「ほど」は訳しようがないから、Zさん、悩むはずだよ。
今週は日本です。
先ほどまで実家にいました。
そこで見たのが、パンメーカー
流行っていると聞いてはいたけど、本当に流行っていたんだ…
そして、母に説明を聞いて作ってみたけど、全然、難しくないんだね…
粉入れて、水入れて、ドライイーストをセットするだけ(^^;
炊飯器をセットするみたいなノリで、パンが焼けるのね。
あぁ、わたくしが専業主婦なら絶対に欲しがってただろうなぁ。
ところで、北京で普通に街中で買う食パンは、正直、あまり美味しくない。
甘かったり、しょっぱかったりして、普通の食パンってないのかよ、と思います。
日本人的に「こりゃうめぇ~」という食パンが欲しかったら、外国人が多く住む専用アパートの傍とかにあるパン屋で高いお金を出して購入する必要があります。
あぁ、パンメーカーを持って北京に戻りたいなぁ。
日曜日、二胡のケースを持って帰宅途中、後ろから60すぎの自転車に乗ったおじいさんに声をかけられました。
おじさんにナンパされたことはあるけど、爺さんは初めてだぞ(^^;
まぁ、それは冗談として、要はこういうことです。
爺ちゃん「それ、二胡ケースだろ、あんたどこで弾いて遊んでるの?」
わたくし「え???」
爺ちゃん「あんたXXビルの会社に勤務している子だろ?俺もあのビルで働いているから、あんたをよく見かけるよ」
わたくし「え~~~(わたくしは記憶にないぞ)」
爺ちゃん「あんた背がすごく高いから、目立つしさぁ。俺も背が高いだろ、バスケとか、今でもやるよ、俺66歳なんだけどさ」
わたくし「へ~そうは見えないですね、お元気で、すごいですね(^^)」
爺ちゃん「で、二胡だけどさ、あんたどこで弾いてるの?」
わたくし「どこっていっても…家で練習して、先生にレッスンしてもらう以外、人前では弾きませんよ、初級者なんだから」
爺ちゃん「え?そうなの、俺はいつも朝陽公園の西門で弾いてるんだ、結構、愛好者もいたりすんるだぜ」
わたくし「へぇ、そうなんですか」
爺ちゃん「そうそう、、それからさ、北海公園に行くと、XXっていうすっげー上手い人がいるんだけど、その辺の演奏家よりすげぇんだ。皆、技術を盗むためにその人を見に行くんだ。行って見てみるといいよ」
わたくし「ほぉぉ、それはすごい人なんですね」
爺ちゃん「XXとかXX上手くできる?」
わたくし「いえ、まだ、全然、そういうレベルじゃ…正真正銘の初級者ですから…」
爺ちゃん「え~そうなの?時間があったら、朝陽公園に遊びに来いよ、教えてやっから、じゃぁな~」
しかし、いつも思うのは、北京の爺ちゃんはこういう人が多い。
わたくしがかつて笛子を河辺で練習していた時も、「北海公園に行くと、すげぇ上手い爺さんがいるから、観察してみるといいよ」と全然、知らないおじさんが教えてくだださったことがありました。
どうやら、北海公園には上手い人が多いんですね(^^;
わたくしも、上手くなったら、公園デビューしたいものです。
今は全然、無理。