7月
2008

中国からのアクセスは大変

実は中国に滞在中、ネット生活面で何が嫌かというと、急にあるサイトへアクセスできないという状況が生ずることである。
情報統制しているせいなのだけど、何か不都合な情報が流れるとその情報だけシャットアウトすりゃいいものを、そのドメインに関するものがすべてアウトになるので困りもの。

昔はフリー百科事典 ウィキペディア Wikipediaにアクセスできなかった。
ジオシティーズ(geocities)のウェブサイトもダメだった。

最近はエキサイトブログがダメ。

当たり前だがドメインに台湾政府のドメインがつくものは昔も今もアウト。
従って台湾知的財産権局にアクセスできないのはちょっと困る。

こちら側の規制とは別に、日本側のスパム規制により、ココログにはコメントできない…

だから、わたくしは、自分でブログスペースも構築している。
外部的な要因でシャットアウトされるリスクが低い。
しかし、当たり前だが、普通の無償ブログと違って認知度は非常に低くなる。
誰にも気づかれないのは寂しいといえば寂しいが、変なリスクは低くなるのでそれはそれでいいのかも。

7月
2008

願いをかなえるシンクロニシティを起こす方法

願いをかなえるシンクロニシティを起こす方法

シンクロニシティ(英語:Synchronicity)とは、事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、従来知られていた「因果性」とは異なる原理として、カール・ユングによって提唱された独:Synchronizitätという概念の英訳である。日本語訳では共時性(きょうじせい)とも言う。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

「人は自分の思ったようにしか生きられない」「誰でも成功できる」「過去と宿命は変えられないが、運命と未来は変えられる」「成功するまでやり続ける」等等、自己啓発本にありがちなフレーズ、挙げればきりがなく、わたくしのようにたくさんこの手の本を読んでいる人間には全然、どうってことないフレーズですが…

この本は、たとえ話が面白かったです。

一人は「自分大好き、他人も大好きの熱血営業マン」。部下のミスも率先してフォロー、社内でも社外でも彼の人望は厚い。そんな彼の周りでは不思議とよいことが起こる。なかなか手に入らないジャズのレコードを出張先でたまたま入った店で見つけるとか。

反対に「過去と自分の経歴にこだわり、人生面白くないことばかりだが口くせのサラリーマン」、彼の周りでは、実に不運なことばかり起こる。急いで走ったのに電車に乗り損ねる、電車に乗れたと思ったらスリにあった、お得意さんに書類を届けるためにほんの5分車を止めていただけで駐車違反切符を切られる、等等。

人は成功する前に必ず予兆があるといいます。
日常の些細な偶然のラッキーに始まって、感動的な偶然、例えば、たまたま友人の代理で出席したパーティで事業に出資してもよいという人が現れたというとんでもないラッキーまで、自分が思ったとおり引き起こすことができるといいます。

それには、やはり、目的をはっきり決めて(紙に書いて)、日々、願い続け、成功するまであきらめないことだといいます。

ある青年が「僕はいつも成功するぞと思っているのに成功しません、先生は講演で誰でも必ず願えば成功することができるといいますが本当でしょうか」という。
筆者は「あなたは成功したいと思っているにもかかわらず、それよりも強く成功なんてできないと思っているから、絶対に成功できないでしょう」と青年にいう。

確かに、夢を叶えてきた人は、他人から見たら「馬鹿かお前は」というようなことに対して夢中になってきた人達だということは間違いないですね。

延々と本の内容を書いても面白くないから、自分自身を振り返ってみると…

本当に、心から望んだことはこれまですべて叶いました。
逆に、世間の価値観に合わせてこうあるべきだと思いこもうとしたことは叶わなかった。
だから、「思ったようにしか生きられない」はある意味正しいと思います。

昔はたまたま、自分は若いころ、普通に大学に進学する機会を逃し、当時は仕事を持ったまま大学院に進学することもできなかったから辞めてしまっただけで、普通に大学に行って普通に大学院に通える身分だったら、その職業を捨てずに定年まで勤め上げられただろうと思っていた。

しかし、最近は自分はそういう性格ではないのではないかと気づいた。

もしかすると、わたくしが日本で就職先がないようと愚痴っていることは、よくよく考えてみると、単に良い企業に勤めなければ、「ちゃんとした人」だと思ってもらえないから、そうしたいという価値観に縛られているだけで、本当は、自分自身、窮屈な日本企業でサラリーマンしたくないのかもしれません。だから、そのようにならないだけなのかもしれません。

ならず者でスミマセン…って感じです。

7月
2008

オーディオブックの感想でも

わたくしは、この1年の間にオーディオブックをよく聴くようになりました。
それは、海外にいると話題になっている本を手に入れるのが難しい(高い)という理由から、ダウンロードで手軽に聴けるオーディオブックに興味をもったのです。

もっとも音声になじむジャンルというものがあるので、専門書にオーディオブックってあまり見ませんけど。
(でも、昔、某司法試験予備校の講義内容をテープに倍速で落として聞いたことはあります)

ですから、ビジネス書とか自己啓発と呼ばれるジャンルをよく聴きます。
多分、自分を大切にして、自分に自信があって、自分も他人も活かして成功している人、又は人生なんてどうでもええわと自棄になっている人は、自己啓発本を読む必要なんてないのでしょうが、わたくしのように、常に誰かに(何かに)励ましてもらわないと、どん底まで落ちていく人間には、自己啓発本というものは必要な薬なのです。

ただ、あまりにもたくさん読めば、どの本も似たようなことを言っているので、意味があるのかいな、という疑問もないわけではありませんが、10%くらいは著者固有の体験等が出てくるので、その部分だけ味わうということになります。

出版不況と言われているそうですが、わたくしみたいなのが、いいカモなのかなぁと思わなくもなりません。

どうせ、いっぱい聴いているのだから、アフィリエイトプログラムにでも参加してみようと思い、本の感想でも、これから書いてみようかな、と思った次第です。
時間がもったいないので、音声は1.5倍速くらいで聴くため、普段、人の話を速いと思うことがなくなりました(こういうトレーニング効用もありますね)

7月
2008

中国語の商標専用権とは

専門用語とは難しいものでして…

「商標専用権」そのまま文字通り理解すれば、独占的に商標を利用する権利だと読めるわな。
ところがどっこい、これは日本語で言うところの「商標権」と同じ意味で使われている。
つまり、使用権も禁止権も含んでいることになる。

中国語が分かっている人間は、商標権のつもりで読んでいるが、ある日本人はなまじ専門知識があるが故に「商標専用使用権」のことだと思ってしまった。

日本語の「商標専用使用権」は中国語なら「独占使用許可」と言わねばならない。
日本語の「商標専用使用権」と中国語の「商標専用権」は意味が違う。

同業者(中国語も日本語も専門知識もある)から分かると思って、適当に言語を処理するととんでもない勘違いを引き起こす。

世の中にはそこまで考慮していない訳文がたくさんネット上に氾濫しているので、安易に引用してはいけないよ、と若い子にも言っているが、皆忙しいと、他人を信用し過ぎて自分できちんと「中国語が分からない日本人の視点で」見直していないんだよな。

反省。

7月
2008

専利(特許、実用新案、意匠)戦略実施研究会

本日、中国社会科学院知的財産センター、中国法学会知的財産法研究会及び中国知的財産権研修センターが共同主催する「専利(特許、実用新案、意匠)戦略実施研究会」という会議を傍聴してきました。(中国社会科学院の卒業生ですから、この毎年恒例の会議をタダで聴けるわけです。)

主として特許法改正と最近公布された「国家知的財産権戦略綱要」に関する内容の国家知的財産権局、最高裁判所にお勤めの方々のお話を間近で聴いていました。

発言者は一人15分しか持ち時間がないので、はしょる、はしょる。
えーん、はしょられたら、訳が分からないよう~~~

都合のよいことに、わたくしの隣には指導教官、李順徳教授がいらしたので、休憩中に、XXの話は、最後なにが言いたかったのかよく分からなかった…と泣きついて噛み砕いた言葉で教えていただきました。

卒業しても世話の焼ける弟子ですみません。
5年前からわたくしの「何で?」「どうして?」に非常に分かりやすい言葉で親切に教えてくださる李先生は、尊敬なんて言葉では表しきれないくらい「すげー」と思っています。

李先生がわたくしに切れたところ、見たことありません。本当におおらかな人です。

久しぶりにお会いできて本当に嬉しかったです。

7月
2008

中華人民共和国著作権法逐条解説

ずーっとほったらかしているコンテンツ 「中華人民共和国著作権法逐条解説」
現在は条文のみ公開中で、ぜーんぜん解説を書いていない。
暇なときに書こう、書こうと思いながら、なかなか書けない。

仕方がないので、条文に関連する行政法規や通達だけ、ぼちぼち足してみた。でも3条まで。
先はながーい。

それで解説書いて、日本の判例百選みたいに典型的なケースをくっつけたりしたら理想なんだろうけど、一人じゃ限界あるよなぁ。

本当は日本著作権法逐条解説(中国語版)を書きたいのだが、改正がこうも早いと、そもそも母語じゃないんだから、追いつかないよう。

婆さんになっても完成しないかも。

7月
2008

夏休みの計画

8月下旬に夏休みを取得して帰国しようともくろんでいるところです。

さて、岡山(自宅)、名古屋(母と祖母宅)、東京(出版社)の三か所は絶対に行きたい場所なのですが、なにせ、めちゃくちゃ離れている…どうするねん、って感じです。
無難な計画としては、北京→岡山→名古屋→東京→北京でしょうね。

今まで、日本では携帯電話を所持しておらず、携帯を持っていないとこの先、皆に不便をかけるので、持とうと思います。
北京で使用している安い料金設定の携帯電話では国際ローミングができませんし、国際ローミング可能な契約に変更すると番号が変わるのはもちろん、日本での使用料金がものすごく高い!

で、ソフトバンクのプリペイド式携帯電話ってのを発見し、これなら、短期日本滞在でも元がとれるのではないか、という気がしております。360日間番号保留できるみたいだし。
どなたか、持ってます?

また、イーモバイルもデータ通信に使った分だけのチャージ式、っていう料金を国内初、設定してますね。
この7日間使いたい放題、2205円って、どうなんだろう。
首都圏、名古屋市の移動なら、使えるのでは?と思っております。
どうなんだろう。

仕事の合間に休息しているのか、休息の合間に仕事をしているのか…
昔、台湾人の友人の旦那様に人生を占ってもらった時、わたくしのことを「30歳から40歳までは安定しないね、“漂流”するよ」とのことだったので、ものすごく当たっていると思っています。

7月
2008

朝からやっちゃったよ…

弁護士さんが書いた日本語のメールに文法的な誤りがないか、ニュアンス的に失礼なことを言ってないか、確認して差し上げるのもわたくしの仕事のうち。

で、内容にばかり気を取られていたらしく、後でクライアント宛のメール(自分のところにはCC)を見てビックリ。

まず、一行目
「おはようございます!」

何で最後にビックリマーク?
これは多分、中国語のメールの冒頭でよく使う「你好(ニイハオ)!」につられたのでしょうな。

クライアントは朝から元気のいい弁護士さんだナァだと思っただろう…

7月
2008

日曜の昼下がり

ご近所の小鳥さんふと見ると、ご近所の小鳥さん(種類不明)がお外に出されて涼んでいる。
金属ではない木製の鳥かご、中国ならではですね。

日本だとマンション、アパートは動物ダメってところ多いけど、わたくしの住んでいるようなぼろアパートだとお構いなしなんだよなぁ。
確か契約書にはダメって書いてあったような気もするけど。
皆やってることだから関係ないって感じ。
廊下でよく犬とすれ違う。
犬なんて、皆、結構、そのまま放し飼いで連れて歩いてます。
何故か、凶暴な子はあまりいなくて、大抵はご主人様の周囲をうろちょろ歩いていく。
たまにわたくしのような犬好きがニコニコ近づくとふらふら寄ってくるのでご主人さまに「XXちゃん、置いていくわよ~」と遠くから呼ばれてあわてて、追いかけて行ったりする。

そういえば、この小鳥のご主人のお家では、ワンちゃんも魚もいたような気がする。
いつぞやはドア開けっ放して空気の入れ替えをしているときに大きな水槽があるのを見逃さなかったぞ。
仲良くなって、遊ばせてもらえないかなぁ…

7月
2008

ゲラ三昧の週末

ゲラとは、ご存じのとおり「校正のために印刷所で刷られる試し刷り」のこと。

しかし、今どきは印刷所でではなく、出版部門でQuarkXPressとかの印刷ソフトを用いて組版してPDF出力したものだったりする。

今、とある法律書の訳書を手掛けておりまして、順調にいけば、8月末か9月には発行できるかもしれないという感じ。

実は原作者が8月末に日本に仕事で来るので、その時までに書籍が刷り上っていると、著者から関係者に配ってもらえるから、こんなにいい宣伝はないのにな、と勝手に考えている。
(売れても印税なしだから、自分は全然儲からないけど、版元が大量の在庫を抱えて、憂鬱な顔して「断裁処分」していいですかってメールしてきたらやだなって思うだけ…)

わたくしが急いで正確に校正を完了させられれば、8月末の発行も不可能ではなさそうなんだけど…
265頁なり。
入稿前にずいぶん見直したのに、まだあるんだよ、言葉のミス(;_;)
自分の日本語能力のなさに唖然、呆然。

秘書や助手がいっぱいいらっしゃる大先生の原稿だってたまに変なところがあるのに、ましてや、わたくしは一人なんだよう(~~;

ゲラゲラゲラ~~~~~って笑ってる場合か!