7月
2008

願いをかなえるシンクロニシティを起こす方法

願いをかなえるシンクロニシティを起こす方法

シンクロニシティ(英語:Synchronicity)とは、事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、従来知られていた「因果性」とは異なる原理として、カール・ユングによって提唱された独:Synchronizitätという概念の英訳である。日本語訳では共時性(きょうじせい)とも言う。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

「人は自分の思ったようにしか生きられない」「誰でも成功できる」「過去と宿命は変えられないが、運命と未来は変えられる」「成功するまでやり続ける」等等、自己啓発本にありがちなフレーズ、挙げればきりがなく、わたくしのようにたくさんこの手の本を読んでいる人間には全然、どうってことないフレーズですが…

この本は、たとえ話が面白かったです。

一人は「自分大好き、他人も大好きの熱血営業マン」。部下のミスも率先してフォロー、社内でも社外でも彼の人望は厚い。そんな彼の周りでは不思議とよいことが起こる。なかなか手に入らないジャズのレコードを出張先でたまたま入った店で見つけるとか。

反対に「過去と自分の経歴にこだわり、人生面白くないことばかりだが口くせのサラリーマン」、彼の周りでは、実に不運なことばかり起こる。急いで走ったのに電車に乗り損ねる、電車に乗れたと思ったらスリにあった、お得意さんに書類を届けるためにほんの5分車を止めていただけで駐車違反切符を切られる、等等。

人は成功する前に必ず予兆があるといいます。
日常の些細な偶然のラッキーに始まって、感動的な偶然、例えば、たまたま友人の代理で出席したパーティで事業に出資してもよいという人が現れたというとんでもないラッキーまで、自分が思ったとおり引き起こすことができるといいます。

それには、やはり、目的をはっきり決めて(紙に書いて)、日々、願い続け、成功するまであきらめないことだといいます。

ある青年が「僕はいつも成功するぞと思っているのに成功しません、先生は講演で誰でも必ず願えば成功することができるといいますが本当でしょうか」という。
筆者は「あなたは成功したいと思っているにもかかわらず、それよりも強く成功なんてできないと思っているから、絶対に成功できないでしょう」と青年にいう。

確かに、夢を叶えてきた人は、他人から見たら「馬鹿かお前は」というようなことに対して夢中になってきた人達だということは間違いないですね。

延々と本の内容を書いても面白くないから、自分自身を振り返ってみると…

本当に、心から望んだことはこれまですべて叶いました。
逆に、世間の価値観に合わせてこうあるべきだと思いこもうとしたことは叶わなかった。
だから、「思ったようにしか生きられない」はある意味正しいと思います。

昔はたまたま、自分は若いころ、普通に大学に進学する機会を逃し、当時は仕事を持ったまま大学院に進学することもできなかったから辞めてしまっただけで、普通に大学に行って普通に大学院に通える身分だったら、その職業を捨てずに定年まで勤め上げられただろうと思っていた。

しかし、最近は自分はそういう性格ではないのではないかと気づいた。

もしかすると、わたくしが日本で就職先がないようと愚痴っていることは、よくよく考えてみると、単に良い企業に勤めなければ、「ちゃんとした人」だと思ってもらえないから、そうしたいという価値観に縛られているだけで、本当は、自分自身、窮屈な日本企業でサラリーマンしたくないのかもしれません。だから、そのようにならないだけなのかもしれません。

ならず者でスミマセン…って感じです。