11月
2008

玉(ぎょく)の不思議2

先日、玉(ぎょく)の話をしたので、その続きで偽玉の話でも。

実は中国に来たばかりの頃、面白半分で偽の玉の腕輪を買ったことがあります。
もっとも本人は天然石とは似ても似つかない偽物だと知りながら、ガラスのファッションリングくらいの軽い気持ちで買いました。
偽物翡翠偽物瑪瑙

紫色のものについて「これって翡翠の偽物?」と聞いたところ、店主は「瑪瑙(メノウ)だよ」と回答してくれましたが、はっきりいって、着色した瑪瑙にも程遠い代物です(^^;

小手先の偽物は光にかざすだけですぐ分かりますからねぇ…
天然石特有の質感がなくのっぺりしていて、気泡とか入っちゃていたら、お粗末なねりものの偽物ですな。
しかしながら、そうと知っているので、日本円で100円くらいで買いました(^^;
でも、この歳になってガラス玉を身に付けるのはどうも格好悪いので、そのうち処分します。

手の込んだ品になると天然石を染めたり、表面だけ加工して高級っぽく見せて売るらしいですが、これらはいくら元の石が正真正銘の天然石であっても、色落ちしたり変色したりするので嫌われます…
(ジュエリーとしての価値が下がるから嫌われるという側面のほか、変色は運気が落ちる、逃げることにつながるという点で忌み嫌われるようです。)

俗に言う見分け方は、先ほどもふれたように光にかざすほか、翡翠同士をかるくぶつけてみると綺麗な金属音がするとかといったところでしょう。

でもよく似た石とかを加工したものは、もう素人では分かりませんから、鑑定所に徹底的に鑑定してもらうか、神さまに聞くしかないでしょうね…

先日わたくしが購入したものは天然石ではあるけれどいも、おそらく価値が低いものだと思います。
また硬玉なのか軟玉なのかは正直、屈折率とかで判断しないと分からないと思います。
わたくしは別にジュエリーとして身につけているというわけではないので硬玉に全然こだわりはなく、ただ気に入っているからそれでいいんですけどね。
むしろ、宝石としての価値云々よりも、中国皇帝がこよなく愛した中国産の軟玉の方が親しみがあっていいくらいです。

ところで軟玉といえば台湾でもよく産出されるようです。
昔、台湾の方に玉のペンダントを頂きましたが、おそらく軟玉だと思います。
懐中電灯で照らしてみたところ、透明感等から天然石だとは思いますが、どの程度の価値のものなのかはよく分かりません(値段聞けないしなぁ)。
わたくしが女性なので、「鳳凰」を彫った玉を護符としてくださったのだと思います。
軟玉のペンダント