このたび、「台湾著作権法逐条解説」という翻訳本を財産法人経済産業調査会(経産省を母体とする財団法人です)から出版することができました。
この版元の「知的財産実務シリーズ」というのは知財関係のお仕事をしていらっしゃる方の中にはご存じの方もあるかもしれません。
自分のオリジナル著書ではないけど、訳者として名前があるってのはいいですね。
でも、まだ実感わかなくて他人の名前を見ているような感じです。
翻訳というのは割に合わないとよく言われます。
どんなにがんばっても原作を越えられないし、誤訳を除き、絶対無二の正解というものが存在しないため、絶対にああだこうだとケチがつく宿命だからです。
確かにそうかもしれません。
この本の翻訳もこだわりすぎた訳語があって、きっと別の人から見たらいろいろ気になる表現があると思います。
ネットでやった翻訳はいつでも自在に修正できますが、紙は版元も社会的責任を負っているし、簡単に修正はききません。だからこそ、ある一定の信用というものが生まれるともいえます。
紙の形で世に出して、より多くの人にある一定の信用ある情報として提供できる機会を得たことに感謝しております。
原作者と訳者だけでは、書籍の出版は叶いません。
多くの方々の手を経て、一冊の書籍が出来上がっています。
有形の作業はもとより、わたくしを励ましてくれたという無形の参与もあります。
あとがきでは紙面の都合上、主要な方のお名前と謝辞をさらっと書いておりますが、本当は言葉で言い表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう~~~~~~~~~って世界中に叫びたいです。
買ってくれたらもっと嬉しいです(^^)
(学術書でコスト回収するのって大変なんですよ)
「台湾著作権法逐条解説」章忠信著 萩原有里翻訳 経済産業調査会 定価2625円(税込)
9月17日、18日くらいには大手の書店ならたぶん見つかるでしょう。
政府刊行物サービスセンターでは必ず取り扱われます。
確実で手っ取り早いのは経済産業調査会から通販でお買い求めになることかもしれません。
わたくしの子ども、章先生の孫である本書をあなたの本棚に座らせて、可愛がってくださると本当にうれしいです。
http://books.chosakai.or.jp/books/index.html
きゃ~!
出版が決まったんですね!
おめでとーございますぅーー!!
(以前、この本の件で日本に来られた際、うちの社屋に寄ってくださったんですよね♪)
Keiさん、ありがとうございます。
そうです。2月末に東京に行った際には、このシリーズから出版することは微妙だったんですよ。
Keiさんのところにも経済産業調査会の知的財産実務シリーズが数冊あったらご存知かと思うのですが、このシリーズの著者・訳者・監修者というのは、通常、特許庁何何課、弁護士、大学の教員なので、かなりラッキーかなと思わなくもありません。
Keiさんのところでおいしいパンをいただいて、栄養つけてから経済産業調査会に伺ったので、このシリーズでいけることになったんだと思います。
最初に持ち込み原稿を見てくださったA氏も、わたくしの度々の打診メールに丁寧にお返事をくださって連絡を取り続けてくださったり、最終的にこのシリーズを扱っている知的財産情報部の部長さんも、わたくしの尋常じゃない熱意にもうしょうがないなぁと思ってくださったりと、今回の件はありがたいと思っております。
類似本がないので、販売見込部数が読めないんですよ。
シリーズはじまって以来の不良品にならないよう、本当に売れてくれるとありがたいです。
売れても初版の印税なんてないんですけどね(^^;
Keiさんの周囲に台湾の知財を取り扱っている方がいらっしゃったら、ご紹介いただければ嬉しく存じます。