5月
2009

名古屋にて

名古屋にいます。

笛子の先生の教えを守って朝っぱらから、空港に接した海辺で、ぴーぴー怪しい音を出してきました。
風が強いと自分の息がゆがんで上手く音が出せないため、海を背にして一生懸命練習してみました。
朝から釣りをしているおじ様、うるさくてごめんなさい。

昼ころ、大学院時代の友人に会いました。
誰でも多少の差はあるものの、若いころのように無茶がきかなくなるし、家族のしがらみもあるので、いろいろ悩みがあるもので、いろいろ大変です。
その友人にはその友人の、わたくしにはわたくしなりの悩みというものがあるわけで…

夕方祖母宅に着くころ、大学時代の友人から携帯に連絡が入り、夜に会うことになりました。
しばらく会っていなかったのですが、皆どうしているのかなぁ。
大学生といってもわたくしは夜間部の出身ですから、同級生の年齢にも幅があります。
今思うと、一番楽しくて、無茶をして、いろいろな夢を描いていた時代でもあります。
その時代の友人の特徴は、いくつになっても若い子より情熱的だという点だと思います。
大学生になった時点で世間的にはすでにいい歳だったのですが「大きくなったら何になろう」と真剣に考えていたりします。

わたくしもこの先、幾つになっても「次に何をしようか」とわくわくして、そのわくわくを実行して、それが誰かの役に立てばなおいいなと思います。

5月
2009

演奏家と通訳と運動選手の共通点

本日、前から少し興味のあった通訳の基礎講座を聴講させていただきました。
自分がある言語を理解できること、翻訳できることと「通訳」は別物ですから、その技術や訓練には興味がありました。

やはり思ったことは言語の習得というか、通訳の訓練というのは楽器を習うのや運動選手の基礎トレと同じなんだなぁということです。
講師もピアノを引き合いに出して、「最初は譜面見てたどたどしく弾くしかなくても、練習すれば指が勝手に動くようになるでしょう、それと同じです」というようなことをおっしゃって、毎日訓練してくださいねと言われました(^^;
ちなみにわたくしは記憶力が本当に弱いので、一文を聞き終わってから、更に次の文章が始まった時に、後れて最初の文章をその言語のまま再現できないのです。
(日本語で言われた文章もそのまま日本語で再現できないので、外国語能力の問題ではありません(^^;)
ちなみにその方は95%の努力と5%の野生のカンだともおっしゃっていました。
「誰でも努力すれば世界で通用するようになるけど、最後までピシっと綺麗に決められるかどうかは後の5%にかかっていて、これは特殊なトップレベルの人です。別に我々全員が国際舞台のトップに立つ必要ありませんからね、がんばってください」
だそうです。

運動選手、例えばアニメの「スラムダンク」なんかのDVDを見ていても主人公は必ず基礎を一生懸命練習してますよね。
もっとも先天的な背の高さや運動能力というものはありますが練習しなかったら、ただの宝の持ち腐れ…

笛子にしても、綺麗な音を出せるまでの時間は個人差がありますが、誰だって音くらい出せるようになります(^^;
ちなみに、わたくしの習っている笛子の先生は、毎日最低でも30分、時間が許すのなら1時間はロングトーン(一音ずつ10拍程度長く出し続ける)をしなさいといいます。
わたくしは、この音だけ出し続ける単純作業があまりおっくうではありません。
また、大声で叫ぶのと同じくらい気持ち良かったりもします(^^;

要するに単純な基礎をもくもくとやり続けることができる場合に限って、モノになるということがよ~く分かりました。
その単純な訓練をし続けるにはやはり明確な「動機」が必要だと思います。
動機はひとそれぞれでしょうが「できたらいいな~」というあこがれ程度ではだめだってことですね。
「これができないと生きていけない」とかそういう強烈な動機がない場合、それができるとどんな利点があるかを強烈にイメージする必要があるのではないでしょうか。

5月
2009

ニセ札はどう処理されるのか

本日、20元の偽札をつかまされてしまいました。
どこで自分の手に入ってきたのか特定できませんが、ここ数日の間に100元札で何か物を買って、そのおつりに紛れていたのだと思います。
本日、ある商店で買い物をしたときに、受け取りを拒否されたので、おそるおそる「もしかして偽札なの?」と聞いたら、「たぶんね」と言われました。
もっとも「たぶんね」というだけでは、疑わしいだけで本当かどうかわからなかったので、偽札判定器をもっている別のところで何食わぬ顔をして出してみました。
そしたら、やはり「別の紙幣と変えて」と要求されました。
気になるので「これ、どういう問題があるの?」と聞いてみたら、偽札だとははっきり言わないものの「機械通らないし、色とか変だし、たぶん、問題あるわ」とのこと。
しゃーないので、中国銀行へ持って行って判断してもらったら、やはり偽札でした。
当然、法律に基づき没収であります(^^;あーあ、ついてないなぁ。
没収にあたり、書類を書かされて、「鑑定に異議がある場合は云々」との決まり文句をお兄さんが読み上げ…
中国銀行のお兄さんは、最後にニセ札の見分け方のレクチャーをしてくれました。

まず、色。
色があせている感じはやばい。でも保管が悪くて本当に色がおかしいものもあるので一概には言えないよねぇ。
偽札は透かしの技術があまいというか、細かくない。
毛沢東の肩のあたりを触ると、本物はでこぼこ感がきちんとするが、偽札はつるつる。
真ん中にキンキラキンの銀色の線が入っているのが本物で、ニセ札にはそれがない(でも、古いお札だとそれはがれていたり擦り切れていたりするんだけど…)

あまり汚らしいお札でおつりをもらうと、変えてくれって言うようにしているので、あまり偽札にお目にかかったことがないのですが、今回は気がつきませんでした。

中国に長年住んでいるのに、あまいな~自分。
でも、没収されるって分かっているから、実際に銀行に持ち込む人はもしかすると少ないのかもしれない・・・