7月
2009

西夏王国への旅 その2

2日目午前
西夏陵、即ち歴代の西夏王国の王族の霊園を見学しました。

西夏王陵墓3号陵

公開されているのは3号陵だけですが、人脈を利用して未公開のお墓を内緒で見てしまった人もいる…(わたくしではありません)
「東洋のピラミッド」と称して紹介されましたが、う~ん、これがピラミッドかなぁという感じ。

そばにある博物館には、この3号陵の主、即ち初代皇帝李元昊の彫像がありました。

西夏王元呉半身像
こわそう…
確かに統一して独立宣言を成し遂げるだけのすごい人は、いろいろやってきたのでしょうから、顔に現れるのでしょうか(^^;

また、西夏王国は独自の文字を使用しておりました。
出土品の左に縦書きされている文字が西夏文字です。

西夏文字

読めにゃい…
漢字に似ておりますが、構造は少し複雑です。
例えば、不熱 + 不冷 = 温 とかいうような規則性はあるそうですが、いまいち、見ただけでは分からない文字ですね。

ところで、時間がなくて博物館をじっくり見ることができなかったのですが(ここが団体行動のつらいところ)、人になぜ羽根がある!?

西夏文字

これは、迦陵頻伽(かりょうびんがkalavinka)というのだそうで、上半身が人、下半身が鳥の仏教における想像上の生物で極楽浄土に住んでいるのだとか。
踊りと歌が上手いのだそうな。

7月
2009

西夏王国への旅 その1

まずは、中国4A級の砂湖風景区へ。
砂湖とは、なんぞや。
つまり、大きな湖と砂漠のある美しい景色を楽しむところであります。

砂湖全景

湖をこんなお船に乗って対岸の砂漠へお出かけ。

有里船で眠る

風が気持ちいい~

ラクダのお尻

船を降りたら、ラクダさんのお尻が…
砂漠の下からリフトのある上までの短い距離を観光客を乗せて歩いてくれる有償サービスなのです。
自分で上まで歩いていける距離なので誰も乗らないせいか、数分なのに30元もする。
ねぎっても20元にしかならない…
かわいいのでつい乗ってしまいましたが、寧夏のラクダに乗るなら、翌日に行った「砂坡頭」の北区のほうが、ラクダがたくさんいるし、砂も広いのでキャラバンサライの気分を味わえます。

しかし、ラクダにもいろんな顔のラクダがおりまして、この子の顔が一番アニメ顔なので私たち一行の人気の的でした。
アニメ顔のラクダさん

ラクダに乗ったのは初めてでしたが、外から見る分にはラクダなんてたいして大きいとは思いませんが、乗ってみると意外と地上から高いところにいるような気がしました。
わたくしの乗ったラクダさんは、機嫌が悪かったのか、「お座り!」とおじさんが何度言っても知らん顔で座らず、わたくしをなかなか下ろしてくれませんでした(^^;

やれやれ、と思っていたら、C弁護士が、自分がエジプトに行った時はもっとひどい目にあったぞ、との話をしてくださいました。
値切ってラクダに乗ったのはいいが、ラクダが勝手に走りだして、人気のないところまで走って行ってしまい、約束の時間をかなりオーバーして戻ってきた頃には、お尻は痛いし、結局倍のお金を払ったとか。もし、自分みたいな年配男性ではなく、かよわい女の子だったら、ラクダが勝手に砂漠の真ん中まで走って行ってしまったら怖いだろうなぁとのことでした。
ラクダは結構、気分屋なのでしょうか…おとなしそうな顔しているのにねぇ。

5月
2009

恭王府

日付と投稿が前後してしまいましたが、ゴールデンウィーク期間、夫が北京にやってきました。
そこで、北京観光いたしました。

なかなかよかったのが恭王府。
最近、改修工事が終わり公開されたということで、中国人にも大人気のようです。
確かに、清代そのままの姿で現存している王府(旧時の皇族の邸宅)というのはここしかないそうなので、一見の価値ありです。
大観園のモデルとなったとも言われております。
中では芸術家たちが「恭王府」をテーマに絵画を制作した展覧会をしていて、これがとても雰囲気が出ていて素敵でした。
日本の美術館のようにハガキなどを制作してくれていたらぜひ、買いたかったです。

写真は西洋門とわたくしです。
恭王府
この邸宅の主は外国人との交流も多かったため、様々な国(もちろん日本人も含む)の客人との写真が残っているようです。

近いのでついでに宋慶齢の邸宅にも連れて行くつもりが、5月31日まで改修の工事のため非公開とのこと。
ぐわわわわーん。
ま、わたくしは数年前に一人で来たのですが、ついでに見せたかったなぁ。