5月
2012

ブログ移転

2008年春頃から2012年春頃までの北京の生活ブログをこのたび、データベースの整理とともにサブドメインをつけて移動させました。law.legalio.com です。

おおもとのドメインは入り口として、新たにページを作成するつもりです。

なお、器楽のお稽古関連のブログ(2008年頃から2012年夏頃まで、笛子、柳琴、二胡初級編)は、music.legalio.com となります。

そして、最近の生活ブログ(2012年夏以降)は arts.legalio.com となりますの、よろしくお願いいたします。

5月
2012

「帰る」って一体どこへ?

実は4月中旬から5月頭まで日本に一時帰国しておりました。

三味線のお稽古が終って、先生が「で、いつ、帰るの?」と私に尋ねたので、「えっと、次は夏休みかな、多分8月で…」と言うと、何か三味線の先生の様子がおかしい…
実際は「三味線の返却の都合上、いつ「北京に」帰るのか」とお尋ねだったわけです。
「いや~『帰る』なんて使うから、『日本に』いつ戻ってくるのかっていう意味かと思っちゃったじゃないですかぁ」

先日、お義兄さんが家に電話をかけてきました。
私の声を聴くなり、一瞬焦って「XXの奥さんだよね、ごめん名前忘れた~気を悪くしないでね。でも君もオレの名前忘れてるでしょ?」
って言うから、私は忘れていないよお「YYさんですよね」とちゃんと突っ込んでおきました。

北京に向かうANAの飛行機の中で、「中国の入国カードください」と言ったら、
英語で「あなたは中国のパスポートかそれとも日本のパスポートなのか?」とお尋ねになるので、つられて英語で日本と答えたら、「あら、すみません、どうぞ」と日本語で話しかけてもらえました。
最近はスーツとか着ないし、思いっきり少数民族系のデザインの服を着ているせいか、日本人に見えないらしい…

先日、二十年ぶりに小、中学校の同級生にばったり原宿で会ったときも、
「で、学生だっていうけど、何勉強してんの?」と聞かれたので
「中国民族音楽」と答えたら
「そういう格好だよね」と納得されてしまった…
さほど、変な恰好している訳じゃないんだけど…

そういえば、先日、上野で中国人の友人と歩いていたら
「英語、話せますか?」と外国人のお姉さんがこっちへやってきて
友人が「この人、できますよ」と私を指さすので、超焦りまくって
「私は英語が上手く話せませせ~ん」と英語で言ってしまった。
きっと、ひどく意地悪な人だと思ったかもしれない(^^;
だって、質問が分かったとしても、うまく英語で返事できなくて、中国語で回答してしまうというのがオチなので、断りたっかったんだよう…

ああ、私は一体どこへ帰ればいいのか…放浪の旅は相変わらず続くのでした。

北京より

4月
2012

塀を乗り越えるのではなく柵に穴があいている

よく、テレビドラマとか漫画で、遅刻しそうな女子学生が
「こっちに近道があるのよ」とか言って塀を乗り越えたりしますが…

うちの大学の某所の柵には穴があったりします。
当然、くぐるために誰かが柵の棒をへし折ったのでしょう(笑)
つーか、うちの大学の正門は公共交通手段に通じる道とは全く正反対にあるのです。
そして、正門と西門しかないので不便きわまりない。
で、柵をくぐるわけです。
大学の敷地と柵が立っている位置はかなり段差があるので、普通の人はよじ登らないといけないのですが、よじ登るためにわざわざ足場として誰かがその下に自転車を停めておいてくれたりするのです。
つまり自転車の座席を階段がわりにすると柵の位置まで問題なく足がとといて、うまく柵をくぐれます。

こんなことやってんの、若者だけだろうと思ったら、結構、おじさんもやってるのね。
で、セキュリティ問題あるんじゃないの?と思うかもしれませんが、もともと、この柵、大した高さがないので、鍛えている人ならその気になればよじ登れるんで、穴が空いていようがいまいが同じでしょう。

穴も結構小さめだから体格良すぎるとくぐれないだろうしね。
私は背は結構あるけど、胸は普通サイズなのでくぐれます(笑)

つーか、ここに門作れよって思うんですが…
(昨年までは小さな門があったのに塞いじゃったのは何故?

4月
2012

中国人女子学生のように暮らしてみる

半年ぶりの更新…もう誰も見てないか(笑)

えっと急に留学生寮を改装するから引っ越してくれと言われ(中国って結構、突然言うのよね)、中国人学生の住む女子寮へ引っ越しました。
う~ん、若い女子ばかり(当たり前だ、皆20代か歳いってる院生だって30代前半だろう)後宮って感じですか(笑)
しかし、不便ですねぇ。4人とか6人の共同生活です。
でも、中国人は慣れているんでしょうね。
特に音大の学生とかになると、附属中学くらいから北京に居た場合、13歳くらいから親元離れてそういう生活してるわけですよ。

シャワーは大人数の共同だし、それが個別のシャワー室に分かれている訳でもないし、普通の外国人にはちょっとキツイかも。
11時には部屋の電気消えちゃうし…まぁ机の上にライトをおけば、その電源までは消えませんが。
私は今やっていることの性質上、毎日何時間も三弦や二胡を弾く必要があるわけですが、今までは留学生寮で弾いていたけど(本当は常識外れなのかもしれませんが、最上階の隅っこに住んでいたので、皆が講義に出かけちゃえば、だれも文句言わないんですよね。別に誰かが講義に行かず部屋に残っていたとしても、日本人ほど音に過敏じゃないし、夜中にプロの発声法で歌ってる人もいるわけだしね)、これからは大学のレッスン室借りないといけない~借りるのは結構、争奪戦なんだよなぁ。

突然やってきた私と廊下ですれ違うと、皆一瞬「?」って顔するのよね。
何で今頃、見たことない子がいるのっていうのの他に、どうみてもかなり歳とってるから、「なんで先生がいるの?」って感じなんだろうね。
かなしいかなぁ、この歳になってもまだ「学生」なんですよ。
掃除のおばちゃんにも「あんたは学生、それとも先生?」とズバリ聞かれるし(笑)
まぁ、救いなのは、私の母は昔から実年齢より少し若く見える人だったんで、私もちょっとくらいなら実年齢よりは若く見てもらえるということ。
大学院の博士課程だったら50歳以上の人も珍しくないから、全然平気なんだけど、芸術系のしかも理論ではなく実技系の子ともなれば25歳以下ですもの、30超えてる子なんてありえない(だいたい歳とってから身につくものではないし、それじゃあプロになれないし)。

はやく留学生寮に戻りたいよう~

10月
2011

国慶節は地下鉄が天安門駅に停車しないのだ

10月1日は中華人民共和国の国慶節です…建国62周年だとか。
企業や学校等はだいたい1日から7日まで休業するのが普通。
この時期、地下鉄は「天安門東」「天安門西」駅に停車しないということを忘れていて、10月1日の国家大劇院の公演チケットを買ってしまった~(国家大劇院は天安門西にあります)
西単駅から天安門西まで歩きました(遅刻するかと思った)。

そういえば、北京に来てまだ間もないころ、好奇心から留学生仲間と10月1日に天安門広場に行きましたが、その時も長く歩いたっけ、ということを思い出したのでありました。
あれから10年近くたって、その後、わざわざ混雑する国慶節時期に天安門に行こうなんて思わなかったので、すっかり忘れていました。
この時期、国家大劇院に行く場合は、お時間に余裕をもってね~

今回のチケットは、コンサートではなく京劇。
国家大劇院の小ホールといえば、梅蘭芳劇院と違って、スクリーンに中国語と英語の字幕が出るわけでもないだろうから、難しいかなと思ったのですが、両脇に小さな電光掲示板を立ててあって(街中でよく見る商店の前などで「いらっしゃいませ~本日XXサービス中」と流れる縦長の電光掲示板みたいなやつ)、そこに簡単にセリフが表示されるので、別に難しくなかったです。
ところどころ、「今日は国慶節だから、結婚式多いでしょうね~」とかいう、この講演のために追加されているセリフが混ざっているのですが、まぁ、中国語レベルが中国で大学生になれるレベルであれば、おそらく聴き取れると思うので、別に心配することなかったです。京劇だから標準語だしね(いや、もしかすると、リーディングやグラマーに強くても、リスニングが悪くて、普段から歌わない人にはキツイだろうか???)。
演目は「鳳還巣」で、簡単にいうとラブコメ。
ストーリーは、きっと、いろんなサイトで紹介されているだろうからカット。
とにかく、笑えて楽しかったです。
隣に座っていたお爺さんは、明らかにその筋の人で、ときどき歌っていたし、手で拍子をとっていた。かくいう自分も手が勝手に拍子をとっていて、お爺さんにおぬしも京劇ファンなのかという眼差しを向けられたのでありました。

ちなみに、わたくしは、中国の伝統劇の音楽が大好き。
(歌えないけど…)
あの太鼓の音を聴くとわくわくする。
来世は「タイのゾウの訓練士」になりたいとよく周囲に言っているのですが、京劇の「鼓師」も捨てがたいたいと思うのでした(^^;

5月
2011

戯曲

戯曲、英語だとチャイニーズ オペラとかいうんだっけ?
中国の伝統劇です。

先日、昆劇の「紅楼夢」を見に行きました。
梅欄芳大劇院、初めて行きました。
まぁ、標準語で喋っているので、歌を歌っている場面以外は何言っているのかだいたい分かりました。
分からなくても、電光掲示板にセリフが中国語と英語で出ますから問題ないんですけどね。
中国語のセリフを英語で何と訳しているのか興味があって、たま~に掲示板を見ていました。

伝統劇、全然詳しくないのに何で見に行ったのかって?
大学がチケットをタダでくれたから(笑)
劇の勉強をしたことはないけど、どういう音楽を使うのか興味があって見に行きました。
でも、現代化された演出なので、バイオリンとか、チェロとかいっぱい使われていましたけどね(笑)
中国の打楽器を使っていなかったら、かなり西洋のオペラに近い感じかも。
あ、でも笛子、琵琶、ニ胡の音はちゃんと使われていました。
三弦の音はあまり聞こえなかったかも(一人しかいないので、融合されちゃってあまり耳につかないんだろうな)

ちなみに大学で伝統劇の節回しを少し教えていただきましたが、京劇はまだしも、地方劇とかになると声調が違うので、歌えないよ~
そもそも、中国語(標準語)がきちんと発音できて、その上で地方の言葉(北京語も標準語じゃないよ)の調子を理解していて、なおかつ発声がきちんとできて、そして音程がきちんと取れないと歌えないんだから、わたくしには無理~
そして、リズムの概念が西洋音楽と違うんですね。
例えば、流水板という拍子の取り方なんて西洋音楽の理屈で言えば、四分の一拍子なんだけども、独特だよな~

3月
2011

木登りパンダ

最近、上野動物園にパンダがやってきたそうですが、わたくしはニュースで見ただけで、上野動物園に行く機会もなく北京に戻って来てしまいました。

で、悔しいので、北京動物園へパンダを見に行きました。
10年前、北京に来たばかりの頃、見に行った記憶があるのですが、パンダっていつみてもぐた~と寝ているものだと思っていました。
しかし、今回は違いました。
外に居たパンダは、お天気もよいし、機嫌が良かったのか、うごくわ、うごくわ。
おまけに木登りするところも見ることができました。

あの体重なのに(パンダと同じ重さの砂袋を女性が一人で持つのはちょっと無理。男性でも軽々というわけにはいかないと思います)ものすごいスピードで、わ~っと駆け登っていく様はすごかったです。
ゆっくりなら、わたくしだってあのくらいの木に登れると思うのですが、あの体重であのスピードは真似できない…
貴重なものをみせていただきました。
上手く撮影できたので、パソコンの壁紙にしちゃったりして。

大好きなゾウは室内でしか見られなかったので、ゾウ館の入り口の絵の前で写真撮りました。
来世は象使いになりたいとマジで思っているくらいゾウが好きなのですが、白い虎を見たら、猛獣使いもいいなぁと思ったりして。

爬虫類が観たいと言っていたSちゃんにお付き合いして爬虫類館にもいきましたが、見たかったニシキヘビはいなかった…(二胡を習っている関係上、楽器に使われているニシキヘビの皮は毎日自分の膝の上で見ているけど、活きているニシキヘビってみたことないのよね)Sちゃんの話によると、彼女が子どもの頃、ニシキヘビがガラスをぶち壊して出てきてしまったことがあるらしい。で、ニシキヘビ自身も自分が外に出てしまったことにびっくりして、茫然としていたとか。ガラスケースはなんか修理の跡がしっかり残っていました(強化ガラスでしょうけど、壊れることってあるんだね)。

木登りパンダ

木登りパンダ

3月
2011

一月以上更新していなかった

一月以上、更新しなかったら、友人に心配されました…
今もいちおう北京にいます(^^;

ちょっと、またいろいろ勉強したいこととかできてしまったので、また学生をするつもりです。
まぁ、わたくしの場合は高卒で社会人になって、仕事の傍ら大学を出たりしたし、院生時代も仕事をしていたりするので、二足のわらじは当たり前。
人生において「学生」と言う身分がなかった時期の方が短いわけで。
小学校へ上がる前の7年間と博士取得後の3年を合算して10年、それ以外の時期は何らかの目的で学校に通っていたわけで、人生の四分の三、「学生」なんですわ。

ブログのタイトル変えるべきだよね。
北京で学ぶ萩原有里の日常、かな。

1月
2011

品川駅前の水族館

品川に水族館ができたとの噂をきいたので、さっそくお正月に行ってきました。
う~ん、規模は大きくないけど、便利ですね。

イルカのショーがとっても良かったですが、前の席は気をつけましょう。
思いっきり海水かぶります。
クジラの仲間のなんとか君と言うイルカ、ざぶーん、ざぶーんと水はねさせるのが得意らしいです。

12月
2010

こだわりタイム

「月刊消費者」という消費者雑誌があります。
以前、そこに中国の消費者雑誌に取り上げられた内容の紹介をする文章を書いた関係で、専門的な話には全く関係のないエッセイの頁(こだわりタイム)に趣味のことを書いてみないかともちかけられ、書かせていただきました(^^;

どっぷりと中国民族楽器にハマっている話。
大したことは書いていないです。
ニ胡はブームだから書いてもツマンナイと思って柳琴の話を書きました。
あぁ、最近は三弦もやってみたいななどと思っていたりして。

2010年12月号の38頁(^^;