よく不細工な女の子に対して、「見た目じゃないよ、中身だよ」などと建前を言う人がいますが、そんなわけないだろうとすでに多くの人が知っていますよね。
で、この本もそういうことをズバッと言ってくれているわけです。
携帯小説界でヒット連発!話題の新人作家による、キレイごと一切なしのモテるテクが満載です。
わたくしは今まで日本で携帯をもたなかったから、知らなかったな。
ところで、わたくしの生まれ育った環境は、かなり本当のことを言ってくれる男性ばかりが周囲にいたため、今更びっくりすることはないのですが…
死んだ爺ちゃんは「ダンボールに詰められた捨て犬だって見た目が可愛い子から拾われていくだろ、女の子だってそうに決まってるよ」とバッサリいい切り、死んだ父さんも「商売の話をする以前に、相手につま先から頭のてっぺんまで見られて、値踏みされているからな、話を聞く前にすべて決まっちゃってるんだよ」とあっさり言っていました。
若いころのわたくしは、父さんの好きな女性のファッション、即ち古典的なきちんとしたスーツを着ているけど、胸元が見えそうで見えないくらい開いているというのが嫌いでしたが、今だったら、父さんが何でこういうものをわたくしに着せたがったか分かるような気がします。
(ただのスケベではなかったんですね)
若いころはとにかく、父の趣味に反抗して自分の着たいようにラフなものを着たり、かわいいものばかり着ていましたが、今頃になって、父の言うこと聞いておいた方がよかったのかな、なんて思ったりします。
この図体では、根本的にかわいいものが似合うわけもなく、かといって男性のスーツのようでは可愛くない女でしかなく、だいたい社会はなんだかんだ言っても男性社会なのだから、悪い意味ではなくきちんとしていて、それでいてモテたほうがよいに決まっている。
そんなわけで、子どもの頃からでかくて可愛くなかったわたくしとしては、余計に気をつかうべきだったと反省してこんな本を聴いてみたというわけです。
感想は、とにかく笑えました。
未婚女性なら婚活に役立つし、男性なら女の子の嘘を見極めるのに役立つと思います。(男性の場合、女の子のテクを見抜いた上で、それを責めるのではなく騙されてあげれば、もっともてると思います…)
余談ですが、弁護士はお水の方とは違うわけで、色恋で営業するわけではありませんが、人気のある女性弁護士さんというのは「可愛い」と思います。
もちろん、見た目が超可愛いとかそういうことではなく(元の素材が良いに越したことはありませんが)、相手から話題を引き出すのが上手で、とても気がきくと思います。