12月
2008

あれから20年

先日、残業して、夜中12時過ぎにエレベータにG弁護士とともにのったら、まだ、数階に人が残っていました。
おどろき、もものき、です。
そろそろ年末、いろいろな整理に忙しい企業があるのでしょうか。

来年は2009年、わたくしが社会人になったのが1989年なので、あれから20年も経ったのかと思うと、ちょっと怖いものがあります。
(注:わたくしは10代で社会人になったので、まだ40過ぎてません^^)

「中国行きたいなぁ」「もっと勉強したいなぁ」という曖昧な目標はすべて叶ったのだけど、次の5年、10年をどう生きるか長期目標は立てづらいです。

こんな時代に一つの会社で10年、20年勤め続ける人が何パーセントいるのか知りませんが、いろんな意味ですごいなぁと思います。
前にも言ったけど、中国はもともと離職率が高いです。
自分に合っていない、条件が悪いと思えば、職場を移ってゆきます。
辞める時も、結構、突然です。
本人は前々から考えているのだけれども、周囲に漏らすと自己に不利なので言わないし、仕事の引き継ぎとか、あまり考えていません。
上の人間も担当者がいなくなったら、いなくなったで、行き当たりばったりで何とかしてしまうことが多いでしょう。

世界中で共産主義は実現したためしはないし、特色のある社会主義をつっぱしっている国もあるけれど、実態は疑問だし、「理想の組織」を目指して独立していく弁護士さんは多いけど、自分が経営者になったときに「理想」と「現実」が必ずしも一致せずに悩んでいるし、皆、大変だなと思います。

誰の言葉だったか忘れましたが、「自分よし、他人よし、社会よし」というような三方向のバランスのとれた働き方や商売の仕方が理想だなと思っていますが、こんな時代にそういうのは甘い理想に過ぎないのでしょうかね。

「体力」や「精神力」がないと淘汰されるといいますか、皆、自分のことで精いっぱいで他者にかまってられない感じといいますか、逆にそれほど強くない人に限って他者に対する思いやりや優しさのあまり共倒れするといいますか、そんな社会になっているような気もします。