5月
2010

第19回中国国際オーディオ・ライト・楽器及び技術展覧会

標題の展覧会が近所にある農業展覧館で開催されていたので行ってきました。
いちおう、建前は音楽関係者を対象にしている展覧会なので、「楽器店、芸術系の学校や音楽雑誌社とかの名刺を持っているわけじゃないし、どうしようかなぁ」と迷ったのですが、自分の名刺(もちろん法律事務所のやつね)で入場登録できてしまいました。

なんだ…審査はそんなに厳格じゃないのね。
要はセキュリティのためだけのチェックだったのかな。
迷ってピアノとかの会館へも行きましたが、グランドピアノとかがいっぱい並んでいると豪華でいいよねぇ。
しかしながら、時間がなかったので、とりあえず急いで「民族楽器」の方へ行きました。

蛇皮とかが卸売りされていましたよ…ひょぇ~

伝統的な普通の楽器のほかに、竹で作った損、巨大二胡、ミニチュア二胡、6本弦のバイオリンみたいなボディの琵琶など変な楽器もありました。

わたくしはといえば、とりあえず、二胡や柳琴の弦を買いました。
日本で買えば何千円もする高級な弦は、中国の楽器店街で買えば数十元(換算すれば500円くらい?)です。そして、展覧会で買えばさらに10元程度安かったりします。
展覧会に来ている教学関係者とかは、1個というより一束という買い方をするわけで、最初からばら売りお断りという楽器屋やメーカーもありましたが、ばら売りOKなところも結構ありました。
街中で買うより安いわけですから、この際、高級な弦ばかり買ってみました。
ちまたで数元で売っている弦に興味はない…(上手い人は安物の弦でもいい音を出せますが、そうでない人は安物の弦だと更に安っぽい音になるような気が…)
商品を見ているとお店の人が近寄って来て「あなた、先生よね?この製品はなんたらかんたんら…」と説明されました。ははは…面倒くさいので否定しないワタクシ。

そして、会場の外でも、どこからともなくいろんな人が集まって来ていて、道端で二胡を並べて、売っていました(いいのか???)
やはり、二胡というのは中国のおじさんたちに人気のある楽器なのですね。
日本だとお姉さま方に人気って感じがするけど。

わたくしはミニチュア二胡を買ってしまいました。

ミニチュア二胡

左:本物のMY二胡、右:ミニチュア二胡


楽器としての価値はいかがなものかという感じですが、可愛かったから…
展覧会最終日だったので、結構、お店側も売り払ってしまえ~というノリがあって、まけてというと案外、素直にまけてくれました。
これでも、ちゃんと音は鳴ります。
本物の二胡と同じ構造をしております。
お店のお姉さんいわく「ちゃんと本物の蛇皮を使っているのよ」とのこと。
はぁ…じゃあ、ワシントン条約に引っかかるので、これ、厳格に言えば、輸出入許可証を取得しないと国外に持ち出せないね。
でも、こんなもんに林業局は収蔵証を付けてくれないでしょう(笑)
よく出来ていて、「きらきら星」くらいなら正確に弾こうと思えば弾けますね。