日中刑事法シンポジウムが今年は人民大学(北京)で開催されましたので、ご好意で参加させていただきました。
このシンポ、一体何回目にあたるんでしたっけ?
10年以上前に愛知大学で開催したときにお手伝いして以来です。
これまでの報告は成文堂さんから出版されていると思います。
お手伝いのお礼として過去のシンポの報告書を書籍化したものを当時、いただきました。
しかしながら、今のわたくしは刑事法の専門家ではないので申し訳なかったのですが、皆さんに親切にしていただき、恐縮でした。
関係者の方に再度お礼申し上げたいと思います。
もっとも知的財産法やその他経済法の分野でも、違法行為に対する刑事罰の規定があるので、全く関係なくはないのですが、中国の場合、なかなか処罰対象にできなかったりして、わたくしの立場のような人間が実際に触れる機会があまりありません…
しかしながら、会議の通訳をされる方というのは本当に大変だと思います。
そして、中国人の先生というのは、通訳がものすごくお上手なのですよね。
いかにも中国っぽい言い回しを直訳ではなくて、意味を飛躍しすぎない程度に綺麗に日本語にするのがとても上手。
別にバイリンガルとして育ったわけではない人が結構、フツ―に存在します。
名刺をいただくと、日本のXX大学の博士とか、おっしゃる中国人の先生は本当に多いですね。
それに比べて中国語が上手な日本人の先生はあまり見ませんね(いないわけではないですが、語学以外の専門で、その専門において一流の人材で且つ中国語で専門の講義ができる日本人教員(第二外国語として中国語を習得したケース)というのは数からしたらものすごく少ないのかな?)
自分の中国語の下手さ加減に、どっぷり落ち込むのでありました…はぁ。
もっとも、わたくしの場合、日本語でも、いわゆる人前で分かりやすく喋る技術というものを会得していないので、単純な語学力の問題だけではないところがもっとイタイ。