10月
2009

頭と家電は使いよう

なんか家電メーカーの広告みたいなタイトルで失礼いたします。

ところで、本当に賢い人というのは、いわゆるいい大学出て、いい成績を修めただけの人というわけではないと思います。
(負け惜しみとか嫉妬で言ってるわけではありません…ま、そういう要素がゼロというわけでもありませんが。)
自分のもっているもののなかで、最大限の効果を発揮して、問題を解決できる人なのではないでしょうか。
そう思えるような、笑っちゃう話を聞きました。

ある地方の石ケン工場の話。
以前、あるド田舎の石ケン工場では、石ケンを箱詰めする機械がぼろっちいので、よく石ケンが入っていない空箱も出荷されてしまったようです。

となりますと、当然、スーパー等からクレームが来るわけです。
「石ケン買ったら、空だったぞ~」
(そら、客は怒るわな)

ある石ケン工場では、都会から有名大学出身のエンジニアを呼んで、石ケンの箱詰め機械の改良を委託し、見事成功し、その後、空箱が出荷されることはなくなりました。もちろん、相当な開発費用を要しました。

別のある貧乏な石ケン工場は、ものすごく焦りました。
多額の費用を投資して同じように機械を改良する資金もない小さな工場です。
同業者はすでに機械改良済みでクレームは来ませんが、自分の工場は相変わらずなのですから、もう会社の存続問題ですものね。
そこで、従業員を呼びつけて、この事態を何とかしろ、さもなければクビだーと脅して、従業員に知恵をしぼらせたのです。
そんな工場ですから、従業員っていったって、中学校を卒業しているかどうかという学歴の人たちばかり。
でも、そんな人たちにとってみれば、この工場をクビになったら、再就職先って言ってもそうあるものではありません。
だから皆、必死で対応策を練りました。
そして考え付いたのは、なんと…


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「扇風機」

コンベアの横に扇風機を置くのであります。
空箱は当然、横に飛ばされます。
危機一髪、出荷される前に、阻止できるわけです。

ははは~
扇風機なんてちまたで売っているし、電気代くらいなら、投資金額もしれてるもんねぇ。

いいなぁ、こういう発想 (^^)/